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ミモザの花に心和む♡隅田八幡近く~まるで黄色噴水

和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社近くの寺本祥子(てらもと・しょうこ)さん方の玄関わきで、真っ黄色のミモザ(三角葉アカシア)が満開になり、同神社の参拝・観光客らが思わずスマホ撮影、友人知人に配信して喜ばれている。
祥子さんは国宝・人物画象鏡が伝わることで名高い、同神社の寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司の長女で、母・奎(けい)さんは、参道や境内で四季の花々を育てた大の植物愛好家だったが、平成24年(2012)夏に病没。祥子さんは、その母の心を受け継いで、今は自宅庭で100数十種類の花を栽培している。
このミモザは、母がとても愛した花の一つ。祥子さんは4年程前、玄関わきに植えて、暴風に倒されないよう、幹を外灯柱に結わえ、丹精こめて栽培。今春では高さ2メートル超に育ち、ほぼ満開状態になっている。
目鼻先まで近づいて見ると、三角葉という名前通り、葉は美しい緑の三角形で、花は小粒の雪洞(ぼんぼり)を集めたような可愛い姿。少し離れて見ると、黄色い噴水が空高く上がり、四方八方から滝状に流れるような美しさ。
もちろん近くではブルーのアイリスや、ベルのような形のピメレアなど、沢山の珍しい花々が春を謳歌している。
世の中は今、新型コロナウイルス感染拡大の陰鬱な時代。同神社で「コロナ退散」を祈る人々が、帰りに立ち止まり、眩いばかりのミモザに心和ませ、スマホ撮影を楽しんでいる。
祥子さんは「きのうは母の友達5人が、ミモザ観賞に来られたので、そばのアイリスの切り花を差し上げました。花々は〝天の芸術〟ともいえるので、皆様と御一緒に見ているだけで、心安らぎます」と話していた。
場所は京奈和自動車道の橋本東ICから側道を西に走り、一つ目交差点をそのまま直進して、坂を上り詰めた左側の三角地。近くには隅田八幡神社の末社「丸高稲荷神社」もある。
写真(上、中)は寺本祥子さん宅の満開のミモザを見上げる子供たち。写真(下)は雪洞を集めたようなミモザのクローズアップ。


更新日:2020年4月18日 土曜日 00:00

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