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強風に輝く「王様の木」♡旧・橋本小11日まで点灯

高野山麓の和歌山県橋本市は1月8日早朝、竜巻注意報が発令され、一時的に強風雨となったが、夕刻には同市東家の旧・橋本小学の「王様の木」(メタセコイヤ)のイルミネーションが点灯され、令和2年・松の内の輝きを見せた。
この日午前6時40分頃、竜巻注意報が発表され、市内は豪雨・強風に見舞われた。雨は約1時間で小降り、そして曇り空となったが、強風は3時間ほど吹き続いた。
その荒天の中、午後5時頃には「王様の木」に約1万個のイルミネーションが点灯され、夜の戸張とともに背景の国城山も、街の屋根も、ふかく闇におおわれて、王様の木だけが浮かび上がった。
周辺の空に張りめぐらされた電線は、グゥオーと強風にうなり、枝々はイルミネーションとともに激しく揺れるが、グラウンド深く根付いた王様の木はびくともしない。風がおさまった午後8時頃には、普段通り静かで、幻想的な風景を取り戻していた。
この王様の木は大正・昭和・平成の時代、橋本小学校で学んだ大勢の子供たちの思い出のシンボルである。
昨年12月22日にイルミネーションが灯され、とくに年末年始には、大都市など遠方から帰郷した卒業生らが観覧。お正月には、家族と共に訪れ、心を新たにしていた。
9日は宵えびす、10日は本えびす、11日は残りえびす。地元の「東家しんし会」=村木久和(むらき・ひさかず)会長=では、11日まで点灯する予定。
写真(上、中)は午後5時過ぎ点灯されたばかりの「王様の木」のイルミネーション風景。写真(下)は風が弱まった午後8時頃の「王様の木」の輝き。


更新日:2020年1月9日 木曜日 01:07

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