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応其上人・伝記小説「高野山」誕生!山本音也・著

真言密教の聖地・高野山を織田信長や豊臣秀吉の兵火から救った客僧・木喰応其(もくじきおうご)上人…。和歌山県かつらぎ町出身で東京在住の作家・山本音也(やまもと・おとや=本名・章)さん(75)が、応其上人・伝記小説「高野山」を執筆、小学館(東京)から出版した。
同町在住の竹馬の友で元銀行マンの岡村邦政(おかむら・くにまさ)さん(75)は「とくに橋本・伊都地方の大切な歴史物語であり、ぜひ、お楽しみください」と言っている。
応其上人が開基した「応其寺」(橋本市橋本)によると、応其上人は信長の後、秀吉を説得して、高野山焼打ちを阻止。天正15年(1587)に高野山麓の紀の川に架橋。秀吉の許諾を得て塩市を開き、舟運も活発化させ、橋本繁栄の基礎を築いた。
山本さんは立教大学経済学部を卒業後、小学館に勤め、「女性セブン」「週刊ポスト」「小学館文庫」の各編集長などを歴任した。
1982年「宴会」(池田章一名義)で第8回中央公論新人賞を受賞。83年「退屈まつり」で第89回芥川賞候補。2002年『偽書西鶴』(山本音也名義)で第9回松本清張賞を受賞=のちに「ひとは化けもんわれも化けもん」に改題。2016年「本懐に候」で舟橋聖一文学賞を受賞した。
今回の応其上人・伝記小説「高野山」は46判、368㌻。定価 1900円+税。本の帯には「天正八年、高野山大門炎上。火をつけたのはノブナガ配下の『黒母衣衆(くろほろしゅう)』だった。高野客僧・木食応其は、比叡山の焼き打ちを想起させる事態を前に、密教秘術を使いこなす修験者のナビキらに戦の準備を命じる。さらにノブナガの重臣・ミツヒデが主君への不信を募らせていることを知り…。高野で静かに蠢(うごめ)きだした鼓動は、やがて戦国史最大のミステリーへと繋がっていくー」と紹介している。
岡村さんは小中学校時代、山本さんと同窓生で今も無二の親友。今回、高野山真言宗総本山・金剛峯寺や応其寺などへ、応其上人・伝記小説「高野山」を持参・寄贈。橋本の書店「本と文具ツモリ紀見店」などに販売協力を頼んだ。
岡村さんは「子どもの頃、山本さんと一緒に、よく玉川峡谷へ遊びに行った。お互い、やんちゃでね。必死に泳いだり、焼き鳥を食べたり。今では、山本さんは著名作家で、応其上人・伝記小説『高野山』は、このふる里が舞台です。ぜひ、熟読をお願いしたいです」と話していた。
写真(上)は発売された応其上人・伝記小説「高野山」。写真(中)は山本音也さん=岡村さん提供。写真(下)は伝記小説「高野山」を披露する岡村さん。

更新日:2019年12月6日 金曜日 00:00

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