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郷土作家の絵画や書、写真…かつらぎ美術展開幕
郷土作家の作品を集めた「第7回かつらぎ美術展」が6月15日(金)、和歌山県かつらぎ町のかつらぎ総合文化会館(展示ホール)で始まった。洋画6点、日本画4点、書道6点、写真6点、華道3点の計25点を出展。主催者の同町文化協会は「全国で活動している作家たちの作品。ぜひ、ご覧ください」と言っている。17日(日)まで。入場無料。
岩と水と木の存在感がにじむ洋画「秋の丹生川」(F50号=田中利彦さん)、一枝に咲いた真紅の花3輪とつぼみ1つが鮮明な日本画「椿」(F20号=是吉澄子さん)、屏風にすらすらと書かれた「いろは歌」(岡村鈴子さん=葵華)、積雪の山峡を走る「冬の南海高野線」(半切り3枚組み=溝上正哉さん)など、いずれもじっくり味わい深い仕上がり。会場中央には、涼しげなアジサイを生けた「水面」(北浦愛甫さん)などが飾られている。
この美術展は、同町内在住で、主に指導的立場にある作家たちの作品を展示。その作品鑑賞により、芸術の素晴らしさを感じ、今秋開かれる「第41回かつらぎ町文化展」への出展に向けて、制作活動に励んでほしいとの期待が込められている。
かつらぎ美術展は午前9時~午後5時(最終日は午後4時)。
写真(上)は日本画部門の作品「椿」。写真(中)は書道部門の作品「いろは歌」。写真(下)は郷土作家の素晴らしい作品が並んだ〝かつらぎ美術展〟。
更新日:2012年6月15日 金曜日 14:36