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平和願い「戦争文庫」開設♪橋本駅ゆかいな図書館

8月15日の終戦記念日を控えて、戦争関連の本を並べた「戦争文庫」が9日、和歌山県橋本市古佐田のJR橋本駅構内の「ゆかいな図書館」に開設された。世話人代表の阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さん(91)は「読書を通じて、戦争の悲惨さ、平和の尊さを噛みしめてほしい」と訴えている。8月31日(土)まで。閲覧自由、無料。
書棚には「なつかしの小姑家(しょうくうじゃ) 赤い夕陽の満州で」(満蒙開拓青少年義勇軍 森岡中隊の記録)、「十七歳・開拓義勇隊員のシベリア抑留記」(坂爪四八郎)、「回想のルバング(寛郎を待った30年)」(小野田凡二)など約200冊を並べた。
この日は「長崎原爆の日」、去る6日は「広島原爆の日」、来る15日は「終戦記念日」。同世話人会(15人)は、図書館内には「戦争のない、平和を願って」と張り紙。書籍から選んだ敗戦、飢え、寒さ、重労働、望郷の念などの「シベリア抑留」のイラストを卓上に飾った。
シベリア抑留経験者の阪口さんは「世界でただ一つの被爆国・日本、そしてシベリアに放置されたままの大勢の戦友の遺骨…。戦争の本を読み、何としても平和を守り、遺骨をふる里へ返してほしい」と訴えている。
写真(上、下)はJR橋本駅の「ゆかいな図書館」で戦争関連の本を並べる世話人たち。写真(中)は卓上に置いたシベリア抑留のイラスト類。


更新日:2019年8月10日 土曜日 00:00

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