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児童ら緑のカーテンづくり♪梁瀬小でゴーヤの苗植え

ゴーヤの葉陰で室温を下げて、地球温暖化防止につなげる「グリーンカーテンづくり」が5月30日、和歌山県かつらぎ町花園の町立梁瀬小学校=南垣内智宏(みなみがいと・ともひろ)校長=で行われ、子供たちが大切なゴーヤの苗植えを体験した。
和歌山県環境生活総務課の中村省吾(なかむら・しょうご)主任が指導し、同小学校の児童5人と、併設の花園幼稚園の園児2人の計7人が参加した。
先ず、中村主任がランチルームで、児童5人に「ゴーヤの葉は、校舎の窓の日差しをさえぎり、壁に張りついて汗をかき、室内を涼しくしてくれます」などと説明。児童らは各自イメージしたゴーヤの絵をシールに描いたうえ、「夏を楽しく過ごそう」などの希望のことばを添えた。
この後、中庭で幼稚園の園児と合流。そこへ県のPRキャラクター「きいちゃん」も登場。8個のプランターと、16本のゴーヤの苗が用意された。
児童らは思いを描いたシールをプランターに貼付。そこに丹精込めて、ゴーヤを両手で植え、如雨露(じょうろ)で丁寧に水やり。最後に「きいちゃん」と共に記念撮影した。
6年生の荻野道(おぎの・たお)くん(11)は「みんなの学校を、どんなに暑くても、涼しくしたいと思って、がんばりました」と話し、額に汗をにじませていた。
この8個のプランターは今後、校舎の窓際に置き、窓にネットを張る。やがて猛暑日でも、ゴーヤは緑の葉のカーテンを張り、窓を開けると涼風が吹きぬける。さらに実った苦瓜(にがうり)も味わうことになる。
県は平成25年(2013)から「グリーンカーテン事業」を実施。同小学校では昨年夏、パッションフルーツの苗を植えたが、時期が遅かったため、フルーツは半熟状態だった。それでも苗はすでに大きく生長し、今年は日陰づくりやフルーツの収穫も期待されている。
南垣内校長は「当校の子供たちは、普段からいろんな花々を育て、校庭を飾ったり、地域の皆様に差し上げたり。今回は県の指導で、植物による地球温暖化防止など、いい勉強になったと思います」と喜んでいた。
写真(上)はゴーヤの苗をプランターに植える梁瀬小学校・花園幼稚園の子供たち。写真(中)はゴーヤの苗に如雨露で水やり。写真(下)は「きいちゃん」と一緒に記念撮影する子供たち。


更新日:2019年5月31日 金曜日 00:00

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