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初冬、花梨(かりん)の収穫~自然農法・東又さん

初冬の空に広がる枝々に、花梨(かりん)の実が沢山ぶら下がり、和歌山県橋本市東家の前区長・東又(ひがしまた)良一さん(77)は、今年も花梨の実を、カゴいっぱいに収穫した。東又さんは「花梨酒にするもよし、玄関に飾るもよし」と、花梨の実を配り、自他共に花梨栽培を楽しんでいる。
東又さんは普段、自宅近くの畑で、生ごみ堆肥を使った野菜作りをし、家族や親類、近所の人たちと、安心安全な食を味わっている。
この花梨の木は約25年前、近所でもらった実を畑の隅にまいたところ、今では5本の花梨の木が大きく生育。今年もハッサク2個を合わせた程の、大きな黄色い実が成熟し、重々しく枝をしならせた。
東又さんは、小春日に恵まれた朝、脚立(きゃたつ)にのぼり、ハサミを使って、一つひとつカゴに収穫。「これを持ち帰って、輪切りにし、焼酎やブランデーにつけます。とても香りがよく、おいしいです」と話し、「家庭や事務所、車内などに飾ると、いい香りに包まれます」とにっこり笑う。
ある花梨ファンの男性は、「うちでは、いつも焼酎に花梨をつけておき、風邪を引いたと思ったら、盃に1、2杯、薬代わりに飲みます。それはもう効果てきめんですよ」と、その効能を褒める。
ある洋装店の女性は、さっそく花梨の実を人形と一緒に玄関に飾って、「あぁ、甘酸っぱい香りがする」と、目を細めていた。
写真(上)はハサミで花梨の実を収穫する東又さん。写真(中)は脚立の上で花梨を収穫する東又さん。写真(下)洋装店の玄関に飾られた花梨の実。


更新日:2013年11月30日 土曜日 23:08

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