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新型車両に手を振ろう♪JR和歌山線・デビュー記念
JR和歌山線に今春、新型車両(227系)がデビューするのを記念して「新型車両に手を振ろう」という催しが2月23日(土)、繰り広げられる。主催する和歌山線活性化検討委員会は「和歌山線の沿線の魅力を全国に発信しましょう」と呼びかけている。
和歌山線は明治33年(1900)に全線開通。近年の人口減に伴う乗客減少の中、平成29年(2017)に沿線の学校などと連携して、沿線エリア活性化プロジェクト「ワカカツ」がスタート。
臨時車両の「アートトレイン」(コンサートや美術作品展)、「きのかわサイクルトレイン」(自転車を折りたたまず乗車OK)などを運行してきた。
今回の新型車両は3月16日(土)に約30年ぶりに導入。車内は自動で温度調整し、多機能トイレも設置、JR西日本初の「ICOCA(イコカ)」など交通系ICカードの改札機を搭載しており、快適走行となる。
和歌山線活性化検討委員会(和歌山市、橋本市、紀の川市、岩出市、かつらぎ町、和歌山県、JR西日本和歌山支社)は、2月23日(土)に「新型車両に手を振ろう」を開催。
新型車両は午前10時30分頃に和歌山駅を発車して、岩出駅を同11時頃、粉河駅を同11時15分頃、妙寺駅を同11時30分頃にそれぞれ通過、橋本駅に同11時45分頃到着する予定。
この間、「沿線の好きな場所から、横断幕やメッセージボードなど、さまざまなパフォーマンスで、沿線の魅力を発信してほしい」と期待。当日は県立那賀高校・放送部員が、車内から窓越しに沿線風景を撮影し、和歌山線PRムービーを作成、いろんな媒体を通じて全国発信する方針。当日、新型車両への一般乗車はできない。
和歌山線の沿線には、葛城山や紀の川、名高い神社仏閣などがあり、自然、歴史、文化豊かな光景が広がる。
はしもと鉄道クラブのメンバーでフォトライターの北森久雄(きたもり・ひさお)さんは「緑色を基調とした新型車両は、早春の日差しに輝いて、とても素敵ですよ」と言い、橋本駅の坂本純一(さかもと・じゅんいち)駅長は「ぜひ、新型車両に手を振って、歓迎してください」と話していた。
写真はJR和歌山線に導入される新型車両(227系)=2月5日、試運転中の橋本駅で。