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きらり奉納!居合演武~隅田八幡神社・初詣客見入る
和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=で平成31年元旦、真剣による「居合演武の奉納」があり、家族連れら大勢の初詣客に清々(すがすが)しい居合精神を披露した。
橋本市の「居合道愛好会」=山本文男(やまもと・ふみお)会長=の無外流(むがいりゅう)5段・曽和睦雄(そわ・むつお)さんと、無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)4段・山本和樹(やまもと・かずき)さんが演武。寺本宮司がお祓いで心身を清めた。
曽和さんと山本さんの2人は、本殿に一礼したあと呼吸を整え、「立ち技」や「座り技」を披露。真剣がさっと風を斬り、やや間を置いて、静かに鞘(さや)に収まる。巻藁(まきわら)の「試し切り」では、2人が鋭い眼光で巻藁に近づき、刀剣が上下から斜めに走ると、巻藁は鈍い音とともに宙を舞う。
今年の元旦は穏やかな好天に恵まれ、同神社参道は初詣客でいっぱい。参拝を済ませた家族連れらは居合演武を見物し、礼に始まり礼に終わる美しさや、静と動の見事な剣さばきに大感激。
境内では破魔矢、福めぐり、おみくじを求め、大判焼きやリンゴ飴などを味わい、新しい一歩を大切にしていた。
写真(上)は寺本宮司からお祓いを受ける「居合道愛好会」の山本会長=中央=ら。写真(中)は巻藁の試し切りを披露する山本さん。写真(下)は「立ち技」を披露する曽和さん=左=と山本さん。
更新日:2019年1月2日 水曜日 00:00