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手紙~家族愛ひしひし♪劇団「まさし部」旗揚げ成功

和歌山県立橋本高校・演劇部OBの大学1年生5人でつくる劇団「まさし部」の旗揚げ公演が、8月25日、橋本市橋本1の国登録有形文化財「みそや呉服店」座敷で開かれた。同市出身の日本女性初のオリンピック水泳金メダリスト「前畑秀子(まえはた・ひでこ)さん(1914~1995)物語」を絡めながら、家族愛をテーマにした朗読劇「手紙」を演じ、約50人の観客を感激させていた。
劇団「まさし部」は今春、卒業した木田汐音(きだ・しおね)さん(19)と大萩善道(おおはぎ・よしと)さんが「演劇を通じてふる里を盛り上げたい」と考え、同輩の出口朋記(でぐち・ともき)さん、西田楓華(にしだ・ふうか)さん、長谷川(はせがわ)さゆりさんの5人で結成。木田さんが代表となり、スタッフは長谷川さんが務めた。
この日、初めに橋本高校・演劇部員5人が、前畑さんの少女時代を会話的に紹介。本番では舞台に真っ赤な手作り郵便ポストを用意し、木田さんら5人が次々登場。市民9人(高校生~40歳代)が、父や母に宛てた手紙のことばを、手振り身振りをまじえながら読み上げ、ポストに投函していった。
その文面は「今の私があるのは、お母さんのお蔭です」「自信を持てなかった私に自信を持たせてくれた」「私を生んでくれて有難う」など、感謝に満ち溢れていて、大きな拍手が起きていた。
木田さんら劇団員は、マスコミ取材に対し「大勢来てくれたうえ、手紙の中身が伝わったので、うれしい。これからもがんばりたい」と意欲を見せていた。
集客などに努めた「みそや呉服店」の谷口善志郎(たにぐち・よしお)社長は、「とても爽やかな旗揚げ公演で、よかったと思います。これからも皆様とともに若者たちを支援していきたいです」と話していた。
写真(上)は朗読劇「手紙」を演じる劇団「まさし部」の面々。写真(中)は冒頭で14歳・前畑秀子について語り合う少女を演じた橋本高校・演劇部の部員たち。写真(下)最後に観客に挨拶する劇団「まさし部」の面々=前列の5人。


更新日:2018年8月26日 日曜日 00:00

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