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園児ら茶摘み楽しく♪八十八夜控え橋本の清水幼稚園

「夏も近づく八十八夜」を翌日に控えて、和歌山県橋本市清水の市立清水幼稚園=前田直美(まえだ・なおみ)園長=の園児8人は5月1日、同園前の山腹で茶摘みを体験し、初夏の風情(ふぜい)を楽しんだ。
茶畑は同市賢堂の「ふる里に花を会」の会員・山本洋久(やまもと・ひろひさ)さんが所有。園児(3~5歳)らは親御さんや教諭らとともに出発し、徒歩で約1・5キロ南の山腹の茶畑に到着した。
茶摘みは山本さんが指導。園児らは素手で枝先の新芽の「一芯二葉(いっしんによう)」を摘み取り、噛んだり、鼻に近づけたり。「にがい」「いい匂い」などと歓声を上げる。
幼稚園に帰ると、教諭らが園児の目の前で茶葉(ちゃば)を蒸あげて、その茶葉を8枚の俎板(まないた)に盛り付け、園児たちは早速、茶もみに挑戦。素手で茶葉をやわらかく仕上げ、表で天日干し。同園では数日後、この茶葉でお茶を沸かし、昼食の際、園児たちに味わってもらう予定。
5歳児の湯尻真成翔(ゆじり・まなと)くんは「お茶の葉をかんだら、苦かったけど、楽しかったし、このお茶が飲みたいです」とにっこり。
山本さんは同園の園児たちに、茶摘みだけでなく、サワガニ獲り、ミカン狩り、野菜栽培などを体験させており、前田園長は「この原体験のお陰で、園児の五感が磨かれ、将来に役立ちます」と感謝していた。
写真(上、中)は茶摘みに挑む清水幼稚園の園児たち。写真(下)は茶葉の蒸し方を見学する園児たち。


更新日:2018年5月2日 水曜日 00:00

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