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葱坊主の収穫、高齢者ら体験♪自然農法の中山氏協力

和歌山県橋本市城山台2丁目の「ケアプラザ柚っ子(ゆずっこ)」のデイサービスを利用している高齢者らが4月5日、同市恋野の自然農法家・中山隆士(なかやま・たかし)さんの畑で、葱坊主(ねぎぼうず)の収穫体験をした。高齢者の「健康長寿」を願う中山さんの好意により、今後、毎週木曜日に無農薬野菜の栽培や、収穫体験が予定されている。「ケアプラザ柚っ子」運営会社の吉田由紀子(よしだ・ゆきこ)社長は、「この自然豊かな環境の中で、ご高齢の皆さん、素敵な時間をいただきました」と感謝していた。
この日、中山さんの両親を含む同デイサービス利用者4人が、春風の吹く葱畑(ねぎばたけ)の畦道に参集。中山さんと吉田社長、ケアマネジャーの山城千恵(やましろ・ちえ)さんが介助を務めた。
高齢者らは、中山さんの指導で、先ず葱坊主を摘み取り、次に二本鍬(にほんくわ)で葱そのものを根っこから掘り起し、次々と袋に収納。
途中、葱坊主に鼻を近づけたり、葱そのものを見つめたり。そこへ春の陽光が照り翳りして、昔ながらの農作業の時がゆったりと流れた。
この間、高齢者らは腰に力を入れ、両足でしっかり畝(うね)の間を歩き、終始にこにこと収穫に没頭。中山さんが「もっと力を入れて」と励ませば、吉田社長や山城さんは、「いいよ、その調子」と称賛。高齢者らは必死で、葱坊主などを袋に収めていた。
ベテランのカイロ療術師でもある中山さんは「作業は多少大変ですが、この農作業に挑んだことで、とても効果的なリハビリになりました」と太鼓判。吉田社長は「この葱坊主は天ぷらにし、葱そのものはすき焼きに使って、皆様に味わってもらいます」と話し、農業体験のスタートを喜んでいた。
写真(上、中)中山さんらの指導で葱坊主を収穫する高齢者。写真(下)は中山さんや吉田社長に見守られながら葱畑を眺める高齢者ら。


更新日:2018年4月6日 金曜日 00:00

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