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名物「はたごんぼ」収穫体験♪児童ら「すごい」感激

和歌山県橋本市の市立清水小学校の児童たちは1月31日、初めて橋本名物「はたごんぼ」(牛蒡=ごぼう)の掘り起し作業に挑戦した。はしもと河南地区活性化協議会=堀内和久(ほりうち・かずひさ)会長=の主催で、子供たちは冬日の下、歴史的な「はたごんぼ」の魅力を体感していた。
「はたごんぼ」は同市西畑の国城山(くにぎさん)山腹で、江戸~明治~大正と栽培され、昭和初期に途絶えたが平成20年(2008)、地域づくり「国城プロムナード」が復活させた。今は農事組合法人・くにぎ広場農産物直売交流施設組合が栽培、産直市場「くにぎ広場」で加工・販売している。
この日、同小学校1、2年生の児童22人が、冬帽子に軍手、長靴姿で、紀の川フルーツライン(広域農道)わきの「くにぎ広場」に集合。同協議会の素和治男(そわ・はるお)副会長が「はたごんぼ」の歴史をはじめ、「はたごんぼの名称は、西畑(にしはた)という地名の〝はた〟と、ごぼうの方言〝ごんぼ〟を合わせたもの。このごんぼは、とても太くて、長くて、やわらかく、味よし、香りよしです」と説明した。
この後、子供たちは近くの畑に移動。すでに長さ約50メートル、深さ約1・3メートル、幅約1メートルに掘削された溝型の中に入り、小さなスコップで掘り進むと、土まみれの「はたごんぼ」が現れる。
子供たちが満身の力を込めて引き抜くと、長さ1メートル、直径6センチの大きなものもあり、重そうに頭上にかざしたり、胸の前に差し出したり。
さらに「くにぎ広場」で提供された「はたごんぼ汁」を味わい、お土産に「はたごんぼ」を1人1本ずつもらうと、子供たちは「帰ってサラダにしてもらう」「私は炊き込みご飯に」などと、にっこり話し合っていた。
1月26日には同市学文路の市立学文路小学校1、2年生の児童21人も体験しており、堀内会長は「今後もはたごんぼの素晴らしさを子供たちに伝えたい」と話していた。
写真(上、下)はジャンボな「はたごんぼ」を収穫して大喜びの子供たち。写真(中)は産直市場「くにぎひろば」近くの畑で「はたごんぼ」収穫体験に挑む清水小学校の児童たち。


更新日:2018年2月1日 木曜日 00:00

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