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初冬、啓翁桜が満開♪国城山、友人知己にスマホ配信

和歌山県橋本市西畑の国城山(くにぎさん=標高552㍍)の山頂付近で11月8日、1本の啓翁桜(けいおうざくら)が満開になり、「初冬の桜、なんと綺麗に」と、ハイカーらを惹きつけている。

国城山は征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ=758~811)ゆかりの聖山。

高野山を開いた弘法大師・空海が、山麓との行き帰り、近くの峠から山頂の国城神社を仰いで、合掌したと伝わっている。

この啓翁桜は、樹齢約15年で、高さ約5㍍、枝張り約3㍍。国城山8合目付近に息づく。花は小ぶりだが、ほんのりとピンク色を浮かべている。

高野山・金剛三昧院の庭園などを護っている、地元の造園業・西岡克紘(にしおか・かつひろ)さんが植栽。北国に多く咲く桜で、紀州では珍しく、毎年2月頃まで蕾(つぼみ)が次々生まれ、咲き続けるという。

国城神社前には、屋根付き展望台や休憩所、双眼鏡(無料)などもあり、眼下の紀の川、三石山、流域のまちの四季を一望できる。

参拝者やハイカーらは、啓翁桜と背景の山河に見入り、スマホ撮影の画像を、親しい人々に配信して喜ばれている。

写真は、立春から2日目の国城山で満開になっている啓翁桜。


更新日:2021年11月9日 火曜日 00:00

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