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高齢者にっこり♪台風一過の秋祭り~橋本のひかり苑
台風18号が過ぎ去った「敬老の日」の9月18日、和歌山県橋本市隅田町の特別養護老人ホーム「ひかり苑」=堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長=で、ダンスやお笑いなどを楽しむ「ひかり苑・秋祭り~2017」が開かれ、大勢の施設利用者やその家族らが、中秋の午後のひとときを満喫した。
この日、同苑の入所者約90人、デイサービス20数人と、その家族らが同苑2階大ホールなどに参集。入所者らは真っ赤なハッピ姿で車椅子に乗せてもらい、家族らとともに観覧した。
舞台ではダンスチーム「マナ」の女性や子供たち約20人が、綺麗な衣装に身を包んで登場。女性たちは美しく躍動、子供たちは高くジャンプするなど、若々しく可愛いダンスを披露すると、お年寄りらは元気いっぱい手を叩いて大喜び。
介護士の中阪香織(なかさか・かおり)さんが、威勢のいい撥(ばち)さばきで和太鼓を演奏すると、その太鼓のリズムが心を躍らせる。同じく木澤智子(きざわ・ともこ)さんら職員8人が、セーラー服やツノをはやした青鬼、赤鬼姿で登場し、素人っぽくもプロ顔負けの「お笑い」(漫才、コント)を繰り広げると、会場のあちこちから爆笑が起きていた。
御抹茶コーナーでは、担当医の南義彦(みなみ・よしひこ)医師の妻で裏千家師範の由加里(ゆかり)さんとその弟子たちが着物姿でお点前。高齢者や家族らがしみじみと御抹茶を味わう。
3階の飲食コーナーでは、提灯(ちょうちん)の下に模擬店が並び、綿菓子やたこ焼き、カステラ、ジュースなどを提供。お年寄りはもちろん、お孫さんらもお店巡りを楽しんでいた。
同苑は隣の姉妹施設・天佳苑(てんかえん)を合わせると、県内最大級の特養施設で、天佳苑でも9月23日(土)に同様イベントを開く。堀畑理事長は「きょうは厳しい台風の翌日にもかかわらず、大勢のご家族が来てくれました。お陰様で、ご高齢の方々の笑顔を見ることができ、とても有難く思いました」と話していた。
写真(上)はひかり苑の敬老会・秋祭りでダンスを披露するマナの皆さん。写真(中)は着物姿の職員が作ってくれる綿菓子を待つ子供たち。写真(下)は赤鬼や青鬼姿でコントを演じる介護士たち。