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〝橋本情緒〟感じてね♪巽好彦さん母校へ板画寄贈

日本板画院同人の巽好彦(たつみ・よしひこ)さん(82)=和歌山県橋本市妻=は、母校の橋本市立橋本中央中学校に、自作の板画「紀州橋本舟だんじり」など5作品を寄贈した。岡本孝範(おかもと・たかのり)校長は「いずれの作品からも橋本の歴史・文化が感じられ、生徒たちの心を豊かにしてくれることでしょう」と喜んでいる。
巽さんは大学卒業後、世界的な巨匠・棟方 志功(むなかた しこう)=明治36年(1903)~昭和50年(1975)=にあこがれ板画の道に入った。とくにふる里・橋本の山河や街並み、神社仏閣、秋祭りなどを板画で浮彫り。今は棟方志功らが創設した日本板画院同人(全国)で、木版画・刀の会会員(関西)。昭和26年(1951)、橋本中央中学校の前身の橋本中学校を卒業。同級生にオリンピック水泳金メダリスト・古川勝(ふるかわ・まさる)さん(故人)がいる。
寄贈した板画の題名は「橋本応其寺(おうごじ)」「学文路苅萱堂(かむろかるかやどう)」「紀州橋本舟だんじり」「照光寺(しょうこうじ)」「川沿いの街」など、橋本の歴史ある風景。
応其寺は豊臣秀吉の高野山焼き討ちを止め、橋本繁栄の基礎さを築いた応其上人の寺で、学文路苅萱堂は平安時代の親子哀話が伝わる舞台。
紀州橋本舟だんじりは、実物大の舟の形で、胡弓(こきゅう)や三味線、太鼓の音もゆったりと進む。照光寺は滅多に見られない頑丈な材木で築造され、川沿いの街は、紀の川に注ぐ橋本川両岸の古い町並み。それぞれ橋本情緒を板に彫り留めている。
橋本中央中学校では、これら板画を2階教室の廊下側や校長室、相談室の壁に掲示。岡本校長は「今後長きにわたり、生徒たちに郷土の大切さ、板画の素晴らしさを伝えられます」と、巽さんに感謝状を手渡した。巽さんは「私の66年以上も後の後輩たちに、私の板画を通じて、ふる里の良さを感じてもらえたら本望です」と話していた。
写真(上)は板画「紀州橋本舟だんじり」を披露する巽さん=左=と岡本校長。写真(中)は板画「川沿いの街」。写真(下)は板画「橋本応其寺」。

更新日:2017年9月8日 金曜日 00:00

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