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甘~い〝いちご狩り〟開幕♪幸村の里の3観光農園
戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町にある3観光農園で、1月10日から、観光客を対象にした名物「九度山のいちご狩り」が始まる。そのうちの1農園「イチゴランド カプリ」=山本省五(やまもと・しょうご)代表=では、9日にプレオープンし、訪れた新成人女性らが今年初の〝いちご狩り〟を楽しんだ。
「イチゴランド カプリ」(同町慈尊院)は、紀の川南岸のゴルフ練習場の真向かいにあり、ハウス8棟で計16000株を高設(こうせつ)栽培している。
すでに白い1番花が咲き、真っ赤ないちごが丸々…。これから2番花、3番花と咲いて、5月中旬まで次々と実る。
この日、町内在住の栗林明音(くりばやし・あかね)さん(20)と堀田千沙梨(ほった・ちさり)さん(20)の2人の仲良し大学生が「紅ほっぺ」という名の〝いちご狩り〟に挑戦。香りいっぱいのハウス内を歩いて、自分で選んだいちごを摘み取り、さっそく口に運ぶと、2人は思わず「おいしい♪」ともらし、顔を見合わせていた。
3農園は「イチゴランド カプリ」のほか、同町安田島「いちごの里 裕(ゆう)」=前悦二(まえ・えつじ)代表=、同町慈尊院・安田島「奥いちご農園」=奥猛(おく・たけし)代表=がある。
それぞれ程良い酸味で甘い味が濃厚な「紅ほっぺ」や、大粒で香りよくジューシーな「まりひめ」などを栽培。いちご狩り期間は、5月中旬頃まで続く。
参加は要予約制で、参加価格(税込)は「大人(小学生以上)1500円前後、幼稚園児1000円前後、3歳以下は無料。
予約・問い合わせは「イチゴランド カプリ」(電話0736・54・3506)、「いちごの里 裕」(電話080・6145・9398)、「奥いちご農園」(電話0736・54・3733)。
同町は真田昌幸・幸村父子が、関ヶ原の戦いで敗退後に閉居したまち。弘法大師・空海の母を祀る高野山真言宗別格本山「慈尊院」や、高野参詣の町石道、高野紙すき体験ができる「紙遊苑(しゆうえん)」などもある。
九度山町商工会の榎本真治(えのもと・しんじ)さんは「この観光いちご狩り、大阪や奈良方面からも大勢来られます。ぜひ〝真田の里めぐり〟と〝いちご狩り〟を楽しんください」とアピールしている。
写真(上)はプレオープンの「イチゴランド カプリ」で、いちご狩りを楽しむ栗林さんと堀田さん。