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ミカン狩りに園児ら挑む♪黒河道わき山本さんの畑

和歌山県橋本市清水の市立清水幼稚園=阪口照子(さかぐち・てるこ)園長=の園児4人は10月31日、同市賢堂の「ふる里の山に花を会」会員で農業・山本洋久(やまもと・ひろひさ)さんのミカン山で、「ミカン狩り」を楽しんだ。
この日、軽装でリュックサックを担いだ園児たちは、阪口園長らの引率で、世界遺産に追加登録が決定した黒河道(くろこみち)を登った。
ミカン山は黒河道・入口の高野山真言宗「定福寺(じょうふくじ)」から約1キロ登ったところ。山本さんが「小さなミカンの苗木には、トゲがあるので注意してね」と言うと、園児らは「はーい」と心地よい返事。
児童らが眩しそうに、緑の樹木に近づいて、黄色く色づいたミカンを摘み取ると、カメラに向かって「はいポーズ」とにっこり。早速シート上に座り、可愛い手で皮をむいて、果肉を頬張ると、「おいしい」と言って白い歯を見せていた。
阪口園長は「子どもたちは、きょう初めて黒河道を歩き、後ろを振り返っては、橋本の市街地や紀の川を眺めました。そのうえ山本さんにはミカン狩りまで体験させていただき、最高の一日になりました」と謝辞を述べていた。
園児らは「ミカン狩り」以外にも、山本さんの田畑で毎年「サワガニ取り」や「サツマイモ掘り」などを体験。山本さんは、園児や小学校へ進んだ児童から、「山本のおじちゃん」と慕われている。山本さんは「子どもたちの成長が何よりもうれしい。できれば地元人口が増え、子どもたちも増えてほしい」と、心底からの希望を話していた。
写真(上)はミカン狩りに挑む清水幼稚園の園児たち。写真(中)は見事なミカンを披露する園児たち。写真(下)は新鮮なミカンを味わう園児たち。


更新日:2016年11月1日 火曜日 00:00

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