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健康寿命延ばそう♪伊都三師初の健康フェスタ賑わう

医師・歯科医師・薬剤師による「市民公開講座・健康フェスタ in 伊都・はしもと」が9月22日正午~午後5時、和歌山県橋本市東家1丁目の橋本市保健福祉センターで開かれた。
この催しは、伊都医師会、伊都歯科医師会、伊都薬剤師会が主催、和歌山県薬剤師会の共催で、伊都三師会(医師・歯科医師・薬剤師)のイベント同時開催は初めて。
午後1時から3階(多目的ホール)では、伊都医師会の前田至規(まえだ・よしのり)会長が開会宣言で「健康寿命を延ばしましょう。その為にはまず自分の身体のことを知ることです。そして、歩くことと大豆食品を多くとることが大切です。これからも皆さんの健康を三師(医師・歯科医師・薬剤師)が力を合わせてお手伝いさせて頂きます」と挨拶。
続いて平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「橋本市も高齢化率(65歳以上)が現在29.6%(19,094人)で、10年後には35.8%になる見通しです。健康保険、介護保険等に頼らず、皆さんにいつまでも健康で長生きして頂くために、市でも健康福祉部が中心になって地域で健康づくりをしてもらうシステムを考えています。市民の皆様の声を反映しながら進めてまいりますので、ご協力をお願いします。」と述べた。
この後、3階(多目的ホール)では、市民講座Ⅰ「腰痛診療の最前線~分院脊椎センターからの提言~」を和歌山県立医大付属病院の川上守(かわかみ・まもる)紀北分院長(脊椎ケアセンター長)が、午後2時40分からは市民講座Ⅱ「歯周病と全身の健康との関わり」を大阪大学歯学研究科・予防歯科学教室の天野敦雄(あまの・あつお)教授が、それぞれの実例を交えながら「脊椎の機能を健康に維持する事の大切さ」、「口の病気を予防、健康を保つ事の大切さ」を強調。約300人の来場者が熱心に聞き入った。
1階では、正午~午後5時▽相談コーナー(薬、健康、禁煙、在宅、水道井戸水質の各相談)▽体験コーナー(薬草茶の試飲、こども調剤・手洗い指導、アルコールパッチテスト、電子薬手帳)▽展示コーナー(モバイルファーマシー=災害対策医薬品供給車両、健康食品、療養食の展示説明)▽測定コーナー(血流血圧、体組織、身長、骨密度、握力、長座位体前屈、スモーカーライザー=呼気テスト)▽伊都医師会による血糖/HbA1c測定・健康相談(糖尿病、高血圧、骨粗しょう症など)▽伊都歯科医師会による噛む能力、舌圧測定▽健康運動指導士によるロコモチェック(場所=いきいきルーム)などがいずれも無料で行われた。
和歌山県薬剤師会の稲葉眞也(いなば・しんや)会長は「このイベントに共催し、伊都・橋本地域の三師(医師・歯科医師・薬剤師)の皆さんの結束力は素晴らしいと感じました。また、この催しに多くの方が来場され健康に対する意識の高い地域だと驚いています」と述べた。
この「市民公開講座・健康フェスタ in 伊都・はしもと」について「来年度の開催は未定ですが、継続できれば…」と話していた。
写真(上)は測定コーナーの風景。写真(中)は講演する和歌山県立医大付属病院の川上紀北分院長。写真(下)は大勢が訪れた「市民公開講座・健康フェスタ in 伊都・はしもと」。
記事・写真=山田和則(やまだ・よしのり)記者(ボランティア)。


更新日:2016年9月23日 金曜日 00:00

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