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真田・六文銭で松長さん祝う♪入館66666人目

今春オープンした戦国武将・真田幸村(信繁)ゆかりの和歌山県九度山町の「九度山・真田ミュージアム」で、真田家の家紋・旗印の「六文銭」をイメージする「6万6666人目の入館者」に、東京都文京区の主婦・松長宏子(まつなが・ひろこ)さん(73)が数えられ、岡本章(おかもと・あきら)町長は記念ボードと真田グッズをプレゼントした。家族に支えられながら車椅子で訪れた松長さんは、「真田昌幸、幸村父子らの温かい家族愛、強い団結力が大好き。その幸村の里で、このような記念品をいただきうれしい」と、驚きの笑顔を見せていた。
この日、松長さんは夫・昭英(あきひで)さん(76)や長女夫婦、次女の計5人で、南海高野線を利用して九度山に到着。脳こうそくの後遺症で足が不自由なため、家族に車椅子に乗せてもらい、高野山真言宗・女人高野別格本山・慈尊院、丹生官省符神社、道の駅「柿の里くどやま」などを巡った後、同ミュージアムに入館した。
館内正面に飾られた昌幸・幸村父子と嫡男(ちゃくなん)・大助の甲冑(かっちゅう)人形の前に来た瞬間、さっと現れた担当者が「祝 来館者66666人達成」と書いた大看板を置いて、「おめでとうございます」と、予期せぬ朗報を告げられ、家族ともどもびっくり。
すかさず岡本町長が、六文銭タオルやゆきむらさまクッション、真田紐(ひも)ストラップなど、沢山の「真田グッズ」を収めた真田トートバッグを贈り、ご来館に対する謝辞を述べた。
松長さん一家は岡本町長、登場したキャラクター・ゆきむらさま、手作り甲冑・幸村公とともに記念撮影した後、報道陣の取材に笑顔で対応した。
松長さんは「昔の大河ドラマ・真田太平記で幸村を演じ、今は真田丸で昌幸を演じる草刈正雄さんの大ファンです」と説明。「きょうは思いもかけず、このような記念品をいただくことになり、うれしいです」とにっこり。
その上で「九度山に蟄居(ちっきょ)した昌幸・幸村は、つらい日々を過ごしたことでしょうね。先程、慈尊院わきの道を(車椅子で)通りましたが、風に鳴る竹薮の音を聴きながら、九度山はいいところだなと思いました」としみじみ。
「昌幸・幸村父子は、人の心を柔らかく読み取り、うまく駆け引きして、実に巧みに戦われたように思います。でも、一番好きなところは、家族みんなの温かい心、戦いに対する団結力です」と語り、「今後も大河ドラマを楽しく見たいと思っています」と話した。
同ミュージアムの入館者数は、3月13日オープンから10日目に「1万人」、今回71日目で「6万6666人」を達成した。
岡本町長は「ここは関西なので、入館者も関西人が多いのですが、今回、6万6666人目の入館者は関東のお方。遠方からも来ていただいていることにも、感謝しています」と感激。
「10月10日には、大坂城入城の〝将星・真田幸村 花火大会〟(町教委主催)を開くなど、皆さんに喜んでいただき、年間入館者30万人を目指しています」と、意気込みを見せていた。
同ミュージアムの開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は同4時30分)。入場料は一般入場券=大人(高校生以上)500円、小人(小・中学生)250円。乳幼児は無料。障がい者(障がい者手帳など提示)は無料(介添者1人含む)。
写真(上)は九度山真田ミュージアムに入館した車椅子の松長さん=この時はまだ66666人目と知らされていない。写真(中)は大きな看板とお知らせに驚く松長さん。写真(下)は岡本町長やゆきむらさま、手作り甲冑・幸村公と記念撮影する松長さん一行。


更新日:2016年5月23日 月曜日 00:00

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