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「真田いこい茶屋」に知事賞~六文銭弁当など逸品開発
NHK大河ドラマ「真田丸」放映で脚光を浴びる和歌山県九度山町九度山で「真田家の家紋入り「六文銭弁当」などを販売するなど活躍している「真田いこい茶屋」=坂上京子(さかうえ・きょうこ)代表=が、地域活性化に貢献したとして和歌山県知事賞を受賞した。坂上代表は「受賞を契機に、観光客に楽しんでもらえるよう一層頑張りたい」と張り切っている。
「真田いこい茶屋」は平成21年6月に発足。現在会員は平均68歳の女性10人で構成。幸村を讃える「六文銭弁当」や、高野山の参詣道・町石道を思う「町石弁当」、安産を願う慈尊院の乳絵馬をイメージした「おっぱい弁当」の3種類を手作り販売している。
店内には真田幸村のイラストや文字入りタオル、地元の特産品など土産物を陳列。休憩所では真田うどん、カレーライス、ぜんざい、おにぎり、コーヒーなどを提供。とくに語り部の案内で、町石道散策に訪れた参拝・観光客の一部は、ここで休憩して、体調を整え心を癒している。
「真田いこい茶屋」は仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から「物産販売所兼休憩所を運営し、観光客や地域高齢者のための食堂運営を行うなど地域活性化に貢献した」として、このほど和歌山市内で受賞。
2月8日、橋本市の伊都振興局へ受賞挨拶に訪れた坂上代表と、会計担当の中西みどりさんの2人に、古田雅昭(ふるた・まさあき)局長は「皆さん、すごい頑張りで、観光客は大喜びです」と讃えると、坂上代表と中西さんは「まことに忙しいですが、全国の観光客に九度山の素晴らしさを知っていただきたくて」とにっこり。
報道陣の質問に対しては「おいしくて人気のオリジナル弁当や、土産物を提供していますが、これからもおもてなしの心を大切にし、さらに創意工夫して、九度山ならではの逸品をつくりたい」と笑顔で語っていた。
「六文銭弁当」「町石弁当」「おっぱい弁当」=いずれも700円(税込み)=の希望者は、2日以上前からの予約が必要。問い合わせは「真田いこい茶屋」(電話・FAX=0736・54・9058)。
写真(上)は古田・伊都振興局長=手前右=に挨拶する坂上代表=左=と中西さん。写真(中)は「六文銭弁当」を披露する坂下代表と中西さん。写真(下)は九度山町の「さなだの道」の商店街にある「真田いこい茶屋」。
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