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ウインズ平阪さん歌&トークで激励~慶風高校文化祭

心込めて古里を歌い上げることで名高い、和歌山県橋本市高野口町出身のシンガーソングライター〝ウインズ平阪〟さんは、1月30日、和歌山市勤労者総合センターで開かれた通信制「慶風高校」(生徒数約150人)文化祭に出演し、「苦しい時ほどチャンス、がんばってね」と強調。田原サヨ子校長は「きょうの平阪さんの歌や言葉は、生徒たちの将来にきっと役立ちます」と喜んでいた。
慶風高校は平成17年(2005)4月、和歌山県内初の通信制高校として紀美野町に開校。生徒は大学進学はもちろん、ゴルフやテニス、野球などスポーツにも研鑽、全国でも優秀な成績を上げている。
この日の文化祭には、生徒約50人と一般100人以上が参集。生徒たちが校歌=野上泰造(のかみ・たいぞう)さん作詞・宮本洋子(みやもと・ようこ)さん作曲=を合唱した後、全生徒がパソコンでことわざ(諺)を打ち、5分間に平仮名(ひらがな)を何文字打てるかを競う「タイピングコンテスト」を実施。後に「1位は550文字」と発表があり、全員「すごい」と拍手で讃えた。
また、田原校長の友人の和歌山市の「みちる保育園」の池永満子(いけなが・みつこ)園長ら3人が、手品を披露した後、バッと白地に赤く「祝」と書いた旗を取り出して見せ、開校10周年と今春11年目のスタートを祝福。さらに「劇団ZERO」の俳優のリードで、生徒7人による演劇「リア王」も上演され、その若々しい演技に喝采を博していた。
ウインズ平阪さんのミニライブでは、平阪さんが、ギターを抱えて登場。ウインズ平阪さんは1986年にバンド名「一発逆転」で、紀州をパロディーにした「キンキのおまけ」でデビュー。バンド名を「WINDS」、さらに「ウインズ」と改名して、大都市にも遠征しているが、ほとんどは県内を拠点にライブ活動。昨年の紀の国わかやま国体のイメージソング「明日へと」など、その作詞・作曲は、郷土の自然、家族、友人への深い思いで綴られている。
平阪さんは先ず、「県庁所在地で海水浴場が5か所もあるのは、和歌山だですよ」と紀州の大自然のすごさを紹介。そのうえで「大都会で歌うのもいいけど、おっちゃんは、和歌山がええ。ここで生まれ育ち、ここの人々のお陰で、今日があるのです」ときっぱり。
そのうえでオリジナルソング「高野口サンバ」「和歌山LOVESONG」「また会えるその日まで」などを熱唱。その歌の合間で、「世の中、勝ち組と負け組があるけど、君たちは、何億分の1かの、奇跡的な確立で、勝ち組として生まれてきたのや。これから苦しい事に、きっと出会うけど、それが飛躍のチャンス、負けないように」と諭した。
途中、上新電機のCMソングを「けっ、けっ、けいふう♪、こっ、こっ、こうこう♪」と、慶風高校の歌に替えて、生徒たちとともに歌い、最後に全員、手をかざしながら「明日へと」を歌うと、会場は爽やかな一つの空気になり、平阪さんは「ありがとう」とお辞儀、いつもの笑顔を見せていた。
田原校長は「きょうは池永園長の祝い旗、劇団ZEROのご指導、平阪さんの奥深いトーク…。素晴らしい文化祭になりました」と謝辞を述べていた。
▽ウインズFINALLIVEin和歌山=5月4日(水・祝)、和歌山市民会館小ホールで、午後4時30分開場、同5時開演。入場料5000円(全席指定)。2月27日(土)午前10時から、和歌山市民会館プレイガイド(電話=073・432・1212)などで一般発売開始。
写真(上)は慶風高校文化祭で歌うウインズ平阪さん。写真(中)は「祝」の旗で慶風高校を祝う池永園長ら。写真(下)は校歌を合唱する慶風高校の生徒たち。


更新日:2016年1月31日 日曜日 00:02

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