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くりくりの丹波栗に感激♪高齢者ら〝皮むき〟体験

和歌山県橋本市隅田町の栗山にある特別養護老人ホーム「ひかり苑」で、9月24日、デイサービス利用者を対象にした「毬栗(いがぐり)皮むき体験会」が行われ、高齢者らは「子どもの頃を思い出す」と大喜びだった。
同施設は平成8年(1996)に約5ヘクタールの栗山に開設。「将来、高齢者に丹波栗を味わってもらおう」と、とくに山好きな堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長が、新しく約20本の丹波栗(たんばぐり)を植樹。今では小ぶりな山栗に加えて、大ぶりの丹波栗が、沢山実るようになった。
この日、介護士の西垣明美(にしがき・あけみ)さんら5人が、同施設の床にブルーシートを敷き、ボランティアで栗山の世話をしている元市議の森安欣吾(もりやす・きんご)さんが、拾い集めてきた毬栗(丹波栗)約300個を山積み。その周囲に70代~80代の高齢者15人が車椅子などで参集した。
高齢者らは、西垣さんらの介助を得ながら、毬栗を足で踏みつけて、火バサミで皮をむくと、くりくり太った丹波栗が丸裸になり、紙箱に1個ずつ丁寧に収納。「子どもの頃、友だちとよう栗拾いした」「ほんま、何年ぶりかいな」などと目を細め、童心に帰っていた。
同施設では、すでに美味しい丹波栗を、「ひかり苑」と姉妹施設「天佳苑」の食卓で入所者に提供。この日の丹波栗については、デイサービスの高齢者に「秋のおみやげ」として持ち帰ってもらった。
この「毬栗の皮むき体験会」は、「高齢者の山中栗拾い体験」が危険なため、森安さんが8年前から趣向を凝らして実施。「この丹波栗は、風雨で木から落下したものを、必死で拾い集めました。今年は猛暑で少雨だったのに、栗は丸々と太っていて、過去8年で一番の大きさ。そのうえとても甘いですよ」と語りかけていた。
写真(上、中、下)は、火バサミや足を使って「毬栗の皮をむき体験」を楽しむデイサービスの高齢者の方々。


更新日:2015年9月25日 金曜日 00:00

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