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天皇・皇后陛下に献上柿~JA「甘くて色つやよし」

天皇・皇后両陛下と和歌山県ゆかりの紀子さまが嫁いでいる秋篠宮家に献上する「ハウス柿の荷造り式」が、8月4日、同県かつらぎ町妙寺のJA紀北かわかみ妙寺総合選場で行なわれた。
この献上柿は、JA紀北かわかみの施設柿部会が、昭和62年(1987)から毎年行ない、今年で28回目、荷造り式は11回目になる。会場は正面に国旗とJA旗を掲揚、紅白幕で飾り、JA紀北かわかみのゆるキャラ「かきたん」も登場した。
先ず、同柿部会の水浦言仁(みずうら・ときみ)部会長が「今夏は心配した台風11号の被害も全くなく、猛暑の中、頑張っています。今年も皆さんの御協力のお陰で、いい柿を献上できます」と謝辞。JA紀北かわかみの下林茂文(しもばやし・しげふみ)組合長は「当地方は質・量ともに日本一の柿産地。高齢化や自然環境が変わる中、ハウス柿栽培の維持は大切で、JAも協力を惜しまない」と挨拶した。
来賓のかつらぎ町の井本泰造(いもと・たいぞう)町長は「この荷造り式は、全国の皆さんに、柿の季節のいいメッセージと思います。柿栽培の生産、発展を祈ります」と、県議や県関係者とともに祝辞を述べた。
この後、JA、県議、行政関係者ら計14人が、各自、白い手袋をはめ、卓上に並べられた柿を、一つ一つ丁寧に選別。いったん漆塗りのお盆に集めた後、15個入り5ケースの箱詰めにした。
水浦・部会長は「この献上柿は刀根早生柿(とねわせがき)で、糖度は約18度と甘く、大きさも2L(220グラム以上)で、色も形も味も上々です」と太鼓判。近く上京し、宮内庁と秋篠宮家にお届けすることになっている。
写真(上)は「かきたん」が披露する箱詰めの見事な献上柿。写真(中)はテーブルに置かれた刀根早生柿の中から献上柿を選別するJA、議会、行政関係者。写真(下)は「かきたん」とともに献上柿をアピールする下林組合長=右=や水浦・部会長=左手前=ら。


更新日:2015年8月5日 水曜日 00:00

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