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金剛峯寺へ串柿「百寿」奉納♪かつらぎ・四郷の逸品

和歌山県の伊都橋本伝統産業企画委員会=代表・宮崎卓郎(みやざき・たくお)JA紀北かわかみ組合長=は12月20日、同県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺=葛西光義(かっさいこうぎ)管長・座主=に、同県のプレミアム串柿「百寿(ひゃくじゅ)」を奉納した。
この最高級品・串柿「百寿」は、同組合の四郷串柿部会=勝岡成悟(かつおか・せいご)部会長=が、「日本一の串柿の里」とうたわれる四郷地区で収穫した、通常の2倍の大きさの柿を1か月半にわたり特別に天日干しして完成させた逸品である。
「夫婦ニコニコ(2個2個)仲むつ(6個)まじく、共に白髪の生えるまで」と、1本の串(長さ60センチ)に10個の柿を通し、弘法大師・空海が製法を伝えたとされる紀州高野紙で包み、橋本市の紀州高野組子細工師・池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さんが高野霊木(ヒノキ)に組子細工を施した化粧箱に収納している。
この日、金剛峯寺・大広間で奉納式が行われ、添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長、山口文章(やまぐち・ぶんしょう)山林部長ら僧侶が迎え、JA紀北かわかみの木村恵一(きむら・けいいち)専務理事や伊都振興局の山本和秀(やまもと・かずひで)局長ら10数人が出席した。
奉納した串柿は7箱(7本70個)で、木村専務が奉納目録を添田宗務総長に呈上。添田宗務総長は木村専務理事に感謝状を贈った後、「お正月の縁起物・串柿献上ありがとう。早速、お大師様にお供えし、皆様のお心をお伝え致します」と謝辞を述べた。
木村専務は「今年は幸い自然災害もなくて、素晴らしい串柿ができました。これからも奉納を続けたい」と挨拶して全員、報道陣の記念撮影に臨んでいた。
一方、四郷の串柿(レギュラー)約1万2000ケースは12月21日、西日本の卸売市場でセリにかけられ、その後、スーパーなどの各店頭で販売される。
写真(上)は奉納されたプレミアム串柿「百寿」を披露する添田宗務総長。写真(中)は金剛峯寺に飾られたプレミアム串柿「百寿」。写真(下)は金剛峯寺で記念撮影に臨む添田宗務総長や木村専務ら関係者。


更新日:2019年12月21日 土曜日 00:00

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