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さあ国体100日前!折り紙や〝おもてなし〟研修

紀の国わかやま国体の「開催100日前イベント」が、6月18日、和歌山県橋本市東家の橋本市民会館ロビーで開かれ、大勢の参加者が「想い出の黒潮国体展」を観覧したり、「きいちゃん折り紙」を体験したり、国体応援ムードを盛り上げた。
紀の国わかやま国体橋本市実行委員会=会長・平木哲郎(ひらき・てつろう)市長=が主催した。「想い出の黒潮国体展」では、昭和46年(1971)の同国体開催式で女性選手が身に着けたオレンジ色のユニホームや、当時の高野口の織物会社製の「コットンベルベット」のツーピースなどを展示。フォトライター・北森久雄(きたもり・ひさお)さん提供の「黒潮国体・郷土の風景」写真など約50枚や、「広報はしもと」などを掲示。大勢の参加者が「懐かしい」と感銘していた。
「きいちゃん折り紙コーナー」では、家族連れらが、白い紙で国体マスコットキャラクター「きいちゃん」を折り紙。今後、この日の作品を含む計2015体を集めて、国体開催までに1体のジャンボ「きいちゃん」を制作し、国体への心を結集、橋本会場に飾ることになっている。
また「きいちゃんステーション」では、きいちゃんの縫いぐるみやバッヂ、タオルなどを展示販売。「応援メッセージコーナー」では、参加者が色画用紙に思い思いの応援メッセージを記入。その何枚かは国体後、冊子で紹介する予定。
大ホールでは「黒潮国体」と昨年の「長崎がんばらんば国体」の紹介DVDを放映。また、国体の登録ボランティア(橋本700人)を対象にした、専門家による「おもてなし研修会」も開かれ、参加者らは真剣に受講していた。
この日、「きいちゃん」の布絵作品を提供した高野口町の手芸家・中本敏子(なかもと・としこ)さん(47)は、「黒潮国体時に高野口の生地で作られたツーピースが、ここに展示されていますが、今ひときわ色つやを増しているのがうれしい。国体の成功を祈ります」と感激。
国体開会式で「きいちゃんダンス」を披露することに決定している橋本市小原田の高齢者グループ「小原庄助(おはらしょうすけ)の会」会長・野口稔(のぐち・みのる)さん(82)は、「いよいよ開催まで100日と迫りました。当会の70~80歳代の会員(女性)は、毎週1回、練習を重ねていて、国体開会式の当日には、元気にきいちゃんダンスを上演し、国体成功に貢献致します」と張り切っていた。
橋本・伊都地方では、今年9月27日(日)~同28日(月)に同市運動公園多目的グラウンドでサッカー(成年男子)、同27日(日)~同30日(水)に和歌山県立体育館と県立紀北工業高校でバレーボール(成年男子、同女子、少年男子)、10月3日(土)~同5日(月)に同市南馬場緑地広場でソフトボール(少年女子)、9月27日(日)~同29日(火)に九度山町の九度山文化スポーツセンターでなぎなた(全種別)、9月27日(日)~同29日(火)にかつらぎ町の紀伊高原ゴルフクラブでゴルフ(少年男子)が開催される。
写真(上)は国体100日前で橋本市民会館前に登場した「きいちゃん」。写真(中)は折り紙で「きいちゃん」を作る子どもたち。写真(下)は黒潮国体の写真や「広報はしもと」、きいちゃんグッズが展示された国体100日前イベント会場。


更新日:2015年6月19日 金曜日 00:00

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