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玉川峡アマゴ釣り解禁~太公望、前日少雨で好調発進

渓流釣りファン待望の「アマゴ釣り」が、3月8日、和歌山県橋本・伊都地方を流れる清流・玉川峡(紀伊丹生川)で、解禁になり、近畿各地から多くの太公望が訪れた。前日の少雨のお陰で適量の清流が流れ、多い人は約60匹の釣果となり、好調なスタートとなった。
玉川漁業協同組合=山本秀次(やまもと・ひでつぐ)組合長=は、九度山町・下市平橋(しもいちだいらばし)付近の県道が、工事中で通行止めのため、今回は解禁間近に、その上流の「丹生の滝」付近~「やどり温泉いやしの湯」付近にかけて、アマゴの成魚8000匹を放流。このため太公望は、その間の各岩場から、長い竿(さお)を差し出して、アマゴの初釣りに挑んだ。
前日までは、水量がやや少なかったが、幸い少雨に恵まれ、川は、小さな滝をなし、細波(さざなみ)立ち、清らかに淀(よど)むなど、程良い清流となった。玉川漁協組の話では、今年、道路通行止めに伴い、放流区域を「丹生の滝」付近から上流にしたので、釣果も1人平均20数匹(体長約20センチ)、多い人は60匹を上回ったという。
太公望らは「今晩はこれ(アマゴ)で一杯(酒)やります」とか、「ご近所や友達に配ります」などと、満面の笑顔を見せる。山本組合長は「玉川峡は風光明媚(ふうこうめいび)な、アユ・アマゴ釣りの本場。どうぞこゆっくり楽しんでください」と呼びかけている。
遊漁料は日券3240円、年券4320円(いずれも消費税込み)。
一方、「渓流釣りの楽しさは、高齢者だけでなく、子どもたちにも…」と、3月29日(日)には、玉川峡で、「ファミリーアマゴ釣り大会」を開く。
時間は午前10時~午後2時(受付は午前9時~)で、雨天決行。場所は九度山町の林業センター「さえもん」上流約500メートルの桜並木の駐車場付近。
定員50人(先着順)で、参加費は1人3000円、女性や中学生以下は1500円。釣り道具、エサ、弁当、飲料は各自持参。小学生以下は保護者同伴。下市平橋の通行止めに要注意。
問い合わせ・申し込みは玉川漁業協同組合(電話=0736・54・4640)=営業日(月、水、金曜日の午前10時~午後4時)。
写真(上)はアマゴ解禁日の朝、玉川峡で竿を差しだす太公望たち。写真(中)は再開が待たれる「やどり温泉いやしの湯」前の玉川でアマゴ釣りを楽しむ男性。写真(下)は前日の少雨に恵まれた清流・玉川の釣り風景。


更新日:2015年3月9日 月曜日 00:00

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