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玉川峡にアマゴ成魚5000匹放流~3月3日解禁

高野山麓の和歌山県橋本市、九度山町、高野町を流れる玉川峡(紀伊丹生川)で、2月24日朝、玉川漁業協同組合は、アマゴの成魚計約5000匹(370キロ)を放流した。上西進組合長は「毎年6月に放流している稚魚も、今は〝天然アマゴ〟として成長しており、釣果が期待できます」とPRしている。
アマゴは孵化させて成育した体長15~20センチの成魚で、和歌山県の日高川漁協から、トラック荷台の水槽に積まれて玉川峡に輸送。組合員約20人が、橋本市宿~九度山町塩ノ瀬橋間のポイント55か所で、トラック水槽からバケツに移し、玉川の岩場に降りて清流に放流した。
この日の玉川は、数日前に高野山系の山々に降った雪が解けて、水量が増し、流れは激しかったが、アマゴは大自然に放たれ、元気よく泳ぎ回っていた。
同漁協の話では、毎年6月にアマゴの稚魚約3万匹を放流し、今年も同量の放流を予定している。アマゴ釣りは今年3月3日(日)に解禁するが、昨年放流した稚魚は10~15センチ、一昨年に放流した稚魚は20センチ前後に成長し、今回放流したアマゴとともに釣果が期待される。遊漁料は日券2100円、年券4200円。
一方、3月24日には、「ファミリーアマゴ釣り教室」が開かれる。玉川漁協が主催し、和歌山県、橋本市、九度山町、高野町が後援、橋本市観光協会、やどり温泉いやしの湯が協賛する。
集合場所は九度山町の丹生川小学校(廃校)下で、時間は午前9時から受け付け、釣りは午前10時に開始、午後2時まで。釣り場は集合場所~約200メートル下流まで。予約制で募集定員は先着70人。参加費は3000円(ただし中学生以下・女性は1500円)。
小学生以下の児童は保護者同伴のこと。釣具、エサ、昼食、飲み物は各自持参。トイレ施設があり、雨天決行。
参加申し込み・問い合わせは玉川漁業卿同組合(電話0736・54・4640=ただし電話は月、水、金曜日の午前10時~午後4時)。はしもと広域観光案内所(電話0736・33・3552)。
写真(上)は玉川峡にアマゴを放流する玉川漁協の組合員。写真(中)は見事に育った放流直前のバケツ内のアマゴの成魚。写真(下)は雪解水で白く波立つ玉川峡=九度山町のふるさと産品販売所「さえもん」付近。


更新日:2013年2月24日 日曜日 13:32

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