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〝キノコ型・休憩所〟&〝芝生・遊具・公園〟が完成
高野山や紀の川を見渡せる和歌山県橋本市隅田町垂井の丸高稲荷(まるたかいなり)神社の裏山で、美しい〝キノコ形の休憩所〟と、紀ノ光台南公園(仮称)が完成した。芝生の養生期間が必要なため、供用開始は10月上旬になる見込みだが、今後「参拝・観光客の憩いの場になる」と期待されている。
丸高稲荷神社は、国宝・人物画像鏡の所蔵で名高い隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=の末社で、同神社北側の山上にある。
大鳥居付近から丸高稲荷神社までの坂道には、計83基の朱塗りの〝鳥居のトンネル〟が続き、参拝・観光客は家内安全、無病息災を祈りながら参道を登る。
〝キノコ形・休憩所〟は、丸高山保勝会(約180人)が建設。高さ約3メートルで、総ヒノキ製。真ん中に直径約40センチの軸柱を建て、その上に6角形の屋根を構築。雨の日は雨宿り、日照りの夏は日陰になる。将来、紀州緑石(きしゅうりょくせき)約20個で、テーブルと腰掛を設ける予定。
一方、紀ノ光台南公園は、橋本市が建設。広さは約4300平方メートルで、芝生を敷き詰め、ステージや公衆トイレ(障害者用など6器)のほか、ブランコやターザンロープ、ミニシーソなどの遊具、さらに紀州緑石を使ったテーブルベンチ(7か所55脚)を設けた。
こからは、北に葛城山系の山々、西に三石山、南に国城山を展望できる。
隅田八幡神社の寺本佳文(よしぶみ)禰宜(ねぎ)は「自然豊かな山上で、皆さんが楽しく過ごせる場所になります」と喜んでいる。
丸高稲荷神社の場所は、車で京奈和自動車道・橋本東インターチェンジを降り、側道を西へ直進して2、3分走った北側。〝キノコ形・休憩所〟や、同公園に行く場合、橋本東インターチェンジから基幹道路・林間田園都市線を北西に走り、企業団地内道路の方へ左折すればよい。
写真(上)は完成した〝キノコ形・休憩所〟。写真(中)は完成した紀ノ光台南公園。写真(下)は紀ノ光台南公園の遊具類。