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天皇・皇后陛下に献上柿~JA紀北かわかみ荷造り式

天皇・皇后両陛下と和歌山県ゆかりの紀子さまが嫁いでいる秋篠宮家に献上するハウス柿の荷造り式が、8月4日、同県かつらぎ町妙寺のJA紀北かわかみ妙寺総合選場で行なわれた。JA紀北かわかみの下林茂文(しもばやし・しげふみ)組合長は「農家の方々は、燃料費の高騰などで大変ですが、私たちの柿産地を守りたい」と誓った
献上柿は、JAの施設柿部会が昭和62年(1987)から毎年行ない、今年で27回目、荷造り式は10回目になる。正面に国旗とJA旗を掲揚し、紅白幕に飾られた会場には、JA紀北かわかみのゆるキャラ「かきたん」も登場。先ず、同柿部会の水浦言仁(みずうら・ときみ)部会長が「献上柿・荷造り式を行えるのは、皆様方のお陰です」と謝辞を述べ、「これは私たちの名誉であり、これからも柿の栽培技術を磨きたい」と挨拶。

増谷行紀(ますたに・ゆきのり)県農林水産部長が「柿は高血圧を防ぎ、美容と健康に良く、がん抑制効果もある」と、柿のパワーをアピールした。

この後、JA、議員、行政関係者ら計12人は、各自、白い手袋をはめ、卓上に並べられた柿を、一つ一つ丁寧に選別。いったん漆塗りのお盆に集めた後、15個入り5ケースの箱詰めにした。水浦・部会長らは、8月7日に上京し、宮内庁と秋篠宮家にお届けすることになっている。

当初から献上柿に関わってきた門三佐博(かど・みさひろ)県議は、「私たち郷土の柿が、皇室の食卓にのぼることは、とてもうれしいです。どうぞ献上柿が、末永く続けられますように」と期待。JA紀北かわかみは「この献上柿は刀根早生柿(とねわせがき)で、糖度は約18度と抜群の甘さ。大きさも2L(220グラム以上)で、色も、形も、味もすべて上々です」と自慢していた。

写真(上)は献上柿の荷造り式の風景。写真(中)はテーブルに置かれた刀根早生柿の中から献上柿を選別するJA、議会、行政関係者。写真(下)は選別されケースに収められる献上柿。


更新日:2014年8月4日 月曜日 22:15

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