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ピンクの最高潮はいつ?~桂の木(市平春日神社)

新芽がグリーンとピンクを基調にして〝七変化〟する、和歌山県九度山町市平(いちだいら)の「市平春日神社の桂(かつら)の木」(町天然記念物)が、今、微妙に色づき始めている。今後の天候次第だが、このまま春本番に向かえば、4月10日前後には、新芽のピンク色が最高潮に達しそう。地元で農林業を営む中谷勝彦(よしひこ)さん(82)・澄代(すみよ)さん(79)夫婦は「とても珍しい木なので、これを知った観光客が、大勢見にこられます」と喜んでいる。
市平地区は玉川(紀伊丹生川)南側の高台。桂の木は、市平春日神社わきに根付いた雌株(めかぶ)1本で、高さは約35メートル、根周り約8メートルもある大樹。平成17年(2005)に天然記念物に指定された。
中谷さんの話や「玉川峡を守る会」元会長の石神正浩(いしがみ・まさひろ)さん撮影の記録写真によると、新芽は3月下旬、かすかにピンク色を表し、4月1日頃に彩色がやや鮮明になり、同8日頃にピンク色が最高潮に達する。その後、ピンク色はだんだん薄れながら、やがて淡いグリーンから濃いグリーンに変化してゆく。
中谷さん方の軒先から見上げると、桂の新芽は、急な山の斜面の杉木立の間を明るく彩るし、北側の玉川を隔てた小高い青淵(あおいぶち)の柿山から望むと、杉木立の1か所だけが、ピンク色に輝いて見える。
市平生まれの中谷さんは、物心ついた時から、また、妻の澄代さんは57年前に嫁いできた時から、それぞれ朝な夕な、この桂の木を見上げて過ごしてきた。
中谷さんは「桂の木の新芽が、美しさの頂点に達するのは、ほんの短い時間です。〝ああきれい、今が最高!〟と思ったら、翌日はもう、ピンク色がやや薄くなっています」と、その移り変わりの早さを述べ、「観光客の方々が、いい日、いい時に、めぐり合わせることを祈ります」と話した。
写真(上、中、下)は、ほんのわずかに赤みを表してきた市平春日神社の天然記念物・桂の木。

更新日:2014年3月24日 月曜日 00:02

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