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〝おかめ笹〟長野神社へ出荷~特許技術で年中青々

長野神社(大阪府河内長野市)の宵戎、本戎、残り福で、参拝者が求める珍しい〝おかめ笹〟が、奈良県・十津川村で調達され、12月26日、和歌山県橋本市隅田町の大弥(だいや)工芸=奥村浩章(おくむら・ひろあき)社長=から出荷された。奥村社長は「当社の特許技術により、幅の広い美しい笹の葉は、絶対枯れません。皆さんの商売繁盛をお祈りしています」と言っている。
〝おかめ笹〟は長さ約1メートルで、葉は長さ約12センチ、幅約3センチと、大きく平たい。同社は、これに特殊液を注入するので、笹は枯れず、葉も巻かなくする。〝おかめ笹〟は1年間、青々としたまま飾られることになる。
大弥工芸では11月上旬から、十津川村の山々で、この〝おかめ笹〟を伐り出し、1本1本枯れないように特許技術を施し、この日、ダンボール箱に入れて出荷した。
長野神社は、南海高野線・河内長野駅の駅前にある。同神社・戎まつりを営む宝恵会(ほうえかい)=辻秀和(ひでかず)会長・氏子総代=の話では、この〝おかめ笹〟を鯛や福俵、小判などで飾り、9日の宵戎、10日の本戎、11日の残り戎で、1笹約1000~6000円で販売することにしている。
奥村社長は「〝おかめ笹〟はいかにも福福しく、商売繁盛にふさわしいので、2年程前から当社の畑(約1000平方メートル)でも、栽培を始めました。収穫は3年程先になるでしょう」と説明。また、「辻会長には、私たち郷土の万葉歌碑建立に、大変お世話になっているので、謝意を込めて〝おかめ笹〟を納入させてもらっています」と話した。
写真(上)は笹が枯れない〝特許技術〟を施した〝おかめ笹〟を披露する奥村社長。写真(中)は将来のために橋本市内で栽培を始めている〝おかめ笹〟の畑。写真(下)はダンボール箱に入れて出荷される〝おかめ笹〟。


更新日:2013年12月27日 金曜日 01:27

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