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高野山が美術館に変身~19組作家のアート展

    天井から吊るされた薄で作った球形の作品
    天井から吊るされた薄で作った球形の作品
    天井から吊るされた薄で作った球形の作品
    七夕飾りの短冊と同じように天と笹とを草木染め糸でつなぐ女性(左は秦さん)
    七夕飾りの短冊と同じように天と笹とを草木染め糸でつなぐ女性(左は秦さん)

弘法大師(空海)が開いた霊峰・高野山(和歌山県高野町)を、美術館に見立てた現代アート展「ハッピーメーカー in高野山2011」が、7月3日(日)、山内の寺院や商店、公園、空家など16か所で始まった。7月10日(日)まで。入場料300円。
山内の南院で開かれた女性作家・秦忍(はだ・しのぶ)さん(福岡県在住)の作品は、人の心と自然とのつながりを感じさせる2つの作品を展示。8畳の間には、七夕の季節らしく、天井に「天」と見なしたネットを張り、そのネットと、畳の上に置いた長さ約3メートルの竹笹を、たくさんの草木染の糸でつないでいる。
題は「もしも願いが見えたなら」とあり、「1つ1つの願いが見えたなら、きっと人それぞれの色を持ち、天にまっすぐにのびているのだろうと思う」と、言葉を添えている。そばにハサミや糸が置いてあり、訪れた人たちが〝短冊〟と同じように、天と笹を、草木染めの糸でつないでいた。
また、隣の6畳の間では、薄(すすき)の穂で作った輪を、巧みにつなぎ合わせて直径20センチの球形にし、それをまるで風鈴のように、約50個を天井から糸で吊るしている。題は「ネイチャーレベル」(自然階)とし、「ゆったりとした自然のうごきを楽しんでください」という。岩出市から来た鬼頭香好さんは「こんなすてきな作品が、薄でどうして作れるのですか」と首をかしげると、秦さんは「花が開く前の薄を使います。昨年の冬に制作し、保存していたのですよ」と説明。鬼頭さんは「作品から、ふだん分からない不思議な風を感じました」と喜んでいた。
この現代アート展は、19組の作家が出展。スタンプラリー、アートツアー、音楽ライブ、作家によるワークショップなど多彩。開場時間は原則午前10時~午後4時(個々の会場で開場時間、閉場日が異なる)。
主催者の同実行委員会は「日常生活から少し離れて、ゆったりとした、ひと時を過ごしてみませんか。アート・人・自然と、ふれ合うなかで、ココロもカラダも深呼吸。ふと気づけば、あなたもまわりも、笑顔になっているはずです」と来場を呼びかけている。
同アート展は、高野山で子ども向けアート教室を開く内海彰子さんと友人の作家が「寺院に立ち寄るきっかけになれば」と企画。今回は3回目で、全国から大勢の鑑賞客が訪れている。


更新日:2011年7月3日 日曜日 22:59

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