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親子馬ほのぼの~大絵馬奉納~隅田八幡へ山内さん

和歌山県橋本市下兵庫の日本画家・山内清治(やまうち・せいじ)さん(72)は、来年の干支(えと)の「甲午(きのえ・うま)」の大絵馬を製作し、国宝・人物画像鏡を所蔵することで名高い同市隅田町垂井の隅田八幡神社(寺本嘉幸宮司)に奉納した。
この大絵馬は、縦横約2メートルのベニヤ板製で、上部に「開運」、緑文字で「甲午」と記し、「親子馬」を日本画で描いた。子馬は親馬のそばにいる安堵感、親馬は子馬を愛おしむ抱擁感で満ち溢れている。
山内さんは、美人画の巨匠・中村貞以(ていい)画伯(1900~1982)の愛弟子。橋本市文化協会長、橋本絵画同好会長などを歴任。同神社には2006年元旦から毎年、干支の大絵馬を奉納してきた。今年は、自らの白内障と闘いながら、絵筆を執ったという。
山内さんは「絵としては、戦(いくさ)馬の方が、迫力もあるでしょう。しかし、毎年、正月には大絵馬をバックに、家族連れや若いカップルらが、記念撮影されている。やはり、和やかさ、やさしさが一番と考えました」と話した。
この「甲午・絵馬」は、同神社の氏子総代青年部の手で、同神社拝殿わきに飾られている平成25年元旦「癸・巳(みずのと・み)」の大絵馬と立て替えられる。
写真(上)は平成26年「甲午の絵馬」と制作・奉納した山内さん。写真(中)は山内さん制作の「甲午・絵馬」。写真(下)はそれらのやや遠景。


更新日:2013年12月15日 日曜日 00:02

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