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歌声高らか♪紀北合唱祭♪〜子供も高齢者も

和歌山県・紀北地方の紀の川流域で活躍するコーラスグループの祭典「第28回紀北合唱祭」が、6月30日、橋本市東家の橋本市民会館で開かれた。主催者の紀北合唱連盟の城内育代理事長は「各グループとも、福祉施設への慰問など、ボランティア活動に努めていて、今後もコーラスにより、まちを元気にしたい」と張り切っている。
この日、出演したのは、橋本市、高野町、九度山町、かつらぎ町、紀の川市、岩出市の3市3町から、各地域の子供や高齢者、若い女性など、コーラスを愛するグループ23団体・約300人。それぞれ出番まで、一般客とともに客席でコーラスを聴き、拍手を送った。
舞台では、合唱集団おとだま(橋本市)は各自、色鉛筆で描いたような軽装で登場。下ノ上文和さんが指揮、中田ハナさんのピアノ伴奏で、「残酷な天使のテーゼ」「キューティーハニー」を歌い、各自の個性をリズミカルに調和させた。
こどもコーラス ティンカーベル(高野口町)は、北野成美さんが指揮、北村絢子さんのピアノ伴奏で「恐竜広場」など3曲を合唱。全員、目も口も大きくあけて、指揮に従い、子供特有の清澄な歌声を合わせていた。
チェルリ コーラス(かつらぎ町)は、曽和敬子さんが指揮、斎藤文香さんのピアノ伴奏で「木の実」を歌った後、「マイ・バラード」については全員、手話を使って合唱。ゆったりとした手の動きに、ほのぼのとした心が伝えられていた。
最後に城内理事長が指揮、城内慎吾さんのピアノ伴奏で「あすという日が」を合同合唱。「大空を見上げてごらん」から始まり、「あすという日がくるかぎり自分を信じて」で終わる、その素敵な歌を歌い上げて締めくくった。
紀北合唱連盟の話では、第1回紀北合唱祭は昭和60年(1985)6月、梅田恵以子さん作詞・森川隆之さん作曲の「紀州路100曲・第1回発表会」を兼ねて、橋本市民会館で開催。その後、毎年1回開催してきた。
当初12グループだった出演団体も、今では約2倍に増加。各グループは普段、福祉施設や幼稚園などに出かけ、子供や高齢者と一緒に歌うなど、コーラスを楽しんでもらっている。
このような文化活動が原動力となり、これまで橋本市には橋本市産業文化会館「アザレアホール」、かつらぎ町には、かつらぎ総合文化会館「アジサイホール」、紀の川市には粉河ふるさとセンターなどが、次々と建設されてきた。
城内理事長は「私たちは毎年3月に講師をお招きし、本格的な発生練習をします。これからも絆を深め、しっかりと学び、素晴らしいコーラスを聴いていただきます」と誓っていた。
なお、合唱集団おとだまは、今年8月11日(日)午後2時から、橋本市教育文化会館で「第3回ファミリーコンサート」を開催。はしもとシルバーコーラスは、平成26年2月23日(日)午後1時から、橋本市民会館で「はしもとシルバーコーラス35周年記念コンサート」を開催する。
写真(上)は色とりどりの服装で歌う合唱集団おとだまの皆さん。写真(中)は手話をまじえて合唱するチェルリコーラスの皆さん。写真(中)は。写真(下)は清澄な声で歌い上げる、こどもコーラスティンカーベルの皆さん。


更新日:2013年6月30日 日曜日 20:05

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