ニュース & 話題

ああ新校章、新校歌〜あやの台小で開校記念式〜

和歌山県橋本市あやの台で今春、隅田小学校から分離し、新設開校した市立あやの台小学校(佐藤昌吾校長、児童数274人)で、6月1日、「開校記念式」が行われ、校章・校歌が披露された。佐藤校長は「素晴らしい校章・校歌を作っていただいた」と謝辞を述べ「子供たちが夢を持ち、それに向って努力し、やがて実を結ぶ教育をしたい」と誓った。
開校記念式は同校体育館で開き、全校生と教職員22人、県議や市議、教育関係者らが出席した。校章は画家の石井明夫さんがデザイン、校歌は石川きんえつさんが作詞、車川知寿子さんが作曲、その書は後藤加寿恵さんが揮毫した。
式典では佐藤校長に続き、木下善之市長のメッセージを清原雅代副市長が「自然豊かなところに開校できて感無量です。子供たちが生き生き学べる学校に…」と代読。井上勝彦・市議会議長らが「しっかり勉強し、友達をつくってください」などと祝辞を述べた。
この後、檀上スクリーンに校章を投影し、石井さんが、全体に丸いのは笑顔を表し、文字はカタカナの「アヤノ」をイメージ、右上の3本の光は未来に成長する太陽の輝き、色は「ふり注ぐ光を浴びながら、輝く未来へ…」と、明るいブルーにした、と図案化した意味を説明した。
また、後藤さん揮毫の「校歌の書」は、作曲者の車川さんと後藤さんが、檀上で除幕・披露し、出席できなかった作詞者の石川さんの「お祝いの言葉」を紹介。石井さん、車川さん、後藤さんに、児童からお礼の花束が贈られ、児童会長で6年生の武智愛綾(あや)さんが、児童を代表して謝辞と希望を述べた。
最後に車川さんのピアノ伴奏で、全校児童が校歌を合唱すると、美しく澄んだ歌声が、館内に心地よく共鳴していた。
<あやの台小学校校歌>

ふるさと紀ノ川
流れはつづく
人はあたたか
明るいひざし
あしたのゆめを
はぐくみながら
助け合い
認め合い
新たな道に
ふくらむ つぼみ

高野の山なみ
ひかりをうけて
あやの大地に
きぼうの花を
やさしく強く
伸び行く ちから
学びあい
おしえあい
心ゆたかに
大きく そだつ

春なつ秋ふゆ
みんなが集う
みどりの丘に
彩雲のくも
空と大地と
かがやく いのち
かたりあい
はげみあい
広がるせかい
未来をひらく
ああ あやの台小学校
「石川きんえつさんのメッセージ」
あやの台小学校のみなさんへ〜お祝いの言葉〜
おめでとう おめでとう
あたらしい小学校 おめでとう
あやの台小学校の
みんな みんな おめでとう
両手をひろげて 息を吸い
ゆっくりと 風のことばを
聞いてごらん
木々のささやきに
耳をかたむけてごらん
あやの台地に立つ
よろこびを かみしめて
きっと あたらしい道には
小さなタンポポが 芽をだし
この大地に 根っこをのばし
葉っぱを 広げることでしょう
やがて みんなの心に
金色の花が咲き
タンポポ綿毛となって
それぞれの 未来へ
羽ばたくことを
わたしは 夢みています
平成25年5月13日 石川きんえつ
写真(上)はあやの台小学校の開校記念式典で校歌を斉唱する同校児童たち=手前はピアノ伴奏する作曲者の車川さん。写真(中)はあやの台小学校の校章について説明する石井さん。写真(下)は、あやの台小学の「校歌の書」を除幕した車川さん(左)と揮毫した書家の後藤さん。


更新日:2013年6月1日 土曜日 15:20

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事