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金剛葛城山系の稜線〜3府県の町村長ら活性化誓う

和歌山、大阪、奈良の3府県にまたがる金剛葛城山系の稜線「ダイヤモンドトレール(ダイトレ)」で、このほど「新たな魅力を発掘する現地調査」が、同3府県の市町村長や大阪府副知事ら関係者約40人が参加して行われ、3府県の市町村長が一致協力して「行者杉(ぎょうじゃすぎ)周辺を整備するなど、ダイトレ観光を盛り上げよう」と誓い合った。
現地調査はダイヤモンドトレール活性化実行委員会(会長=松本昌親・千早赤阪村村長)が主催した。同実行委は和歌山県橋本市、大阪府河内長野市、奈良県五條市が幹事とんなり、会員は同3市と大阪府和泉市、太子町、河南町、千早赤阪村、奈良県御所市、香芝市、葛城市などで構成している。
現地調査は5月20日、会員らが河内長野市石見川の「行者湧水(ゆうすい)」直販所に集合。出発式で芝田啓治・河内長野市長が「観光資源の発掘整備を」と挨拶した後、バスで奈良県五條市の金剛トンネル付近まで移動。ここを起点にして全員軽装で出発し、橋本市の行者杉を経て「行者湧水」までの約10キロの稜線を歩いた。
最後に河内長野市のカフェ&レストランで、実行委員13人が集まって委員会を開催。木下善之・橋本市長が、調査の途中に感じた、深い森林の茂みさえなければ3府県の風景が眺められる「行者杉」の魅力を取り上げ、「ここを整備して、観光ポイントにしたい」と述べると、大阪府の小河保之・副知事は「応援したい」と強調、芝田・河内長野市長らも「積極的に取り組みたい」と言明した。
木下市長に随行した橋本市商工観光課の笠原英治課長は「実に有意義な現地調査でした。今後、素晴らしいダイヤモンドトレールに整備されるものと思います」と話した。
写真(上)は「行者湧水」直売所で記念撮影するダイヤモンドトレール活性化実行委員会のメンバーら。写真(中)はダイヤモンドトレールを歩く参加者たち。写真(下)は3府県の境界付近の「行者杉」で記念撮影する同メンバーら。写真はいずれも橋本市商工観光課・提供。


更新日:2013年5月28日 火曜日 04:23

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