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トーマスやガンダムが心癒す〜橋本市民病院で展示
和歌山県橋本市小峰台の橋本市民病院(山本勝廣院長)は、今月、同病院1階に〝ミニチュアの鉄道模型&キャラクターモデル展示室〟を設け、訪れる大勢の市民の心を和らげている。
展示スペースは、畳4枚程度の広さで、透明ガラス張り。向かって右側は、同病院小児科部長の大石興医師が展示した鉄道模型コーナー、左側は同消化器外科医長の松浦一郎医師と同病院企画情報課の飯田淳課長補佐の2人が展示したキャラクターモデルのコーナーとなっている。
鉄道模型コーナーでは、楕円形に敷設された総延長約2・5メートルの鉄道上を、小さな蒸気機関車トーマスが客車2両とタンク車、車掌車を牽引し、もう一方の鉄道上では電車が4両編成で、時計回りに走り続ける。
キャラクターモデルのコーナーでは、仮面ライダー、ガンダム、ウルトラマン、プリキュアなど数百体が勢ぞろい。昭和の国産車(ミニカー)も並んでいる。
同病院の話では、この展示スペースは、もともと花の店舗だったが、空きスペースになったのを機会に、大石医師らに有効活用してもらった。
大石医師は「約10年前から鉄道模型のファンになり、自宅には幾つもの鉄道模型があります。皆さんに喜んでいただけたらと、そのうちの一部を展示しました。今後、折りを見て新しい鉄道模型も出展したいと思います」と話した。
同病院の石井敏明・管理者は「市民にとって病院とは、診察を前にして不安であったり、見舞いに訪れて緊張したり、ある意味で、つらい場所でもあります。ミニチュアの鉄道模型やキャラクターモデルは、子供たちだけでなく、年配者にとっても懐かしい、言わば〝おもちゃ〟なので、ほっとしたり、にっこり笑ってくれたり。心をほぐしてくれます」と語った。
写真(上)は鉄道模型を手入れする大石医師。写真(中)はトーマスや電車が走り回る鉄道模型。写真(下)はウルトラマンやプリキュアなどが飾られたスペース。