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玉川峡に稚アユ5万匹放流~河根中学生ら体験

アユ釣りの本場、和歌山県九度山町の玉川峡(紀伊丹生川)で、4月21日、玉川漁業協同組合(上西進組合長)による稚アユの放流が始まり、地元の河根中学校の生徒5人が放流を体験した。
この日、滋賀県長浜市から琵琶湖産の体長8~13センチの稚アユ約5万匹(350キロ)をトラックの水槽に載せて輸送。組合員らがその稚アユをバケツに移し、塩ノ瀬橋~市平間4キロ約30か所で、次々と放流した。
また、河根中学校バドミントン部の男子部員1人、女子部員4人が、農林総合研修センター前に集合。それぞれバケツで同川に放流すると、稚アユは元気よく泳いで行った。
3年生の仲谷侑樹君は「稚アユがかわいくて、放流は楽しかった。大きく育ってほしいです」と話し、顧問の小口正教諭は「古里の川での初めての体験ですから、大切な思い出になることでしょう」と喜んでいた。
同漁協は22、23日両日も、同川に計約10万匹の湖産・人工海産アユを放流する予定。アユ解禁は6月3日(日)で、その頃には、アユは体長15センチ以上に成長している。入川料は年券8400円、日券3150円。
玉川漁協組では「昨年の大水害で、残念ながら和歌山・奈良の河川が被害を受け、被害の少なかった玉川峡では、アマゴ釣りの客が例年より多くなっている」と説明。「この調子だと、アユ釣り客も多くなりそうなので、しっかり対応したい」と言っている。
写真(上)は玉川峡に稚アユを放流する河根中学校の生徒たち。写真(中)はバケツの中で元気に放流を待つ稚アユ。写真(下)は玉川峡に稚アユを放流する漁協組員ら。


更新日:2012年4月21日 土曜日 23:30

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