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古式豊かに「花盛祭」…15日に丹生都比売神社

春らんまんの和歌山県かつらぎ町上天野230、世界遺産「丹生都比売(にうつひめ)神社」(丹生晃一宮司)で、4月15日(日)、祭神に花を供えて、春の訪れを祝う恒例の「花盛祭(はなもりさい)」が開かれる。
午前10時から、神官が朱塗りの本殿の扉を開け、丹生宮司が、人々の幸せを祈って祝詞(のりと)を奏上。地元の子どもたちが、雅楽に合わせて「浦安の舞」を奉納。東京芸術大学邦楽科の学生らによる〝五常楽(ごじょうらく)〟〝抜頭(ばとう)〟の舞楽奉納がある。
午後1時からは、鎌倉時代から続く「渡御(とぎょ)の儀」があり、神玉を持った古装束姿の行列が、春らんまんの天野の里を巡行する。
一方、午前10時から、境内で「野点(のだて)」があり、参拝・観光客は、お抹茶(菓子付き)を楽しむ。
同神社では、渡御の儀は雨天中止。その他の行事は天候により、時間を変更することがある。
同神社の本殿(4殿)は、春日造りで最大規模。楼門とともに国の重要文化財。鏡池にかかる朱塗りの太鼓橋も美しい。
約1700年前、標高450メートルの天野盆地に創建され、丹生都比売大神を祀る全国180余社の総本社。弘法大師・空海は同大神から、社地である高野山を借りて開山しており、大神は真言密教の守護神として知られる。
〔交通〕
○臨時バス運行(片道700円、往復・2区間1200円。利用者に記念品贈呈)
▽橋本駅発~神社行き(所要40分)8:20、8:50、10:00、10:30、11:30、13:10▽神社前発~橋本駅行き 12:25、13:40、14:15、15:15、16:00▽高野山奥の院前発~千手院橋~神社行き(所要45分)12:30。千手院橋発は12:35。▽神社前発~千手院橋~高野山奥の院前行き 11:30、16:50。
○JR和歌山線・笠田駅かに町営コミュニティーバスで29分(当日は笠田発9:55と神社発15:10を増便)
神社では「マイカーについては、駐車場が混雑するので、バスの利用を」と呼びかけている。
問い合わせは丹生都比売神社(0736・26・0102)。かつらぎ町観光協会(0736・22・0300>。
写真(上)(中)は、昨年の丹生都比売神社「花盛祭」での浦安の舞や、太鼓や笛の演奏風景。写真(下)は朱塗りの鮮やかな丹生都比売神社。


更新日:2012年4月10日 火曜日 08:59

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