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〝真田幸村トーク〟新企画~町家の人形めぐり

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町の〝真田のみち〟で、今年も4月1日~5月5日、商店や民家に古い雛人形や五月人形などを飾る、まちを舞台にした「第4回 町家の人形めぐり」が開かれることが決まった。企画した九度山町住民クラブの阪井賢三代表は「今回は初めて〝真田幸村と十勇士を物語る会〟を開くなど、趣向を凝らしました。どうぞ皆さん、幸村の里へ遊びにきてください」と呼びかけている。
同住民クラブによると、期間中、人形の展示だけでなく、多種多様なイベントを開催する。「人形めぐり」が始まると、4月8日(日)午前10時から、語り部が案内する「まちなか今昔めぐり」を行い、午後1時半~3時には、水道会館で「こども劇場」を開催。宮崎県石巻市出身の川嶋敏子さんが、郷土のずーずー弁で東北民話の物語を紹介する。
4月22日(日)にも、午前10時から「まちなか今昔めぐり」があり、午後1時半~3時に「こども劇場」を開いて、紙芝居「真田十勇士物語」や、橋本市城山台の武川孝夫さんによる創作笛の紹介とストロー笛による〝お遊び〟がある。
今回、初めて企画した「真田幸村と十勇士を物語る会」は、4月15日(日)午後3時~5時、真田庵で開催(定員30~40人=参加費1人2000円)。旭堂南左衛門さんによる真田幸村と十勇士の〝上方講談〟が披露された後、これを受けて大阪城天守閣の北川央研究主幹による幸村・十勇士についての講演がある。さらに北川研究主幹と旭堂南左衛門さんの2人のトークショーがあり、戦国時代の史実と対比しながら、講談の面白さ、幸村の人物、武勇伝などが語られ、茶話会では両氏と真田ファンが、お茶を飲みながら、気軽に語り合うことになっている。
5月3日(祝)午前10時~午後4時、松山常次郎記念館で「お茶会」(席料500円)を催し、同4日(祝)午前10時~午後4時には、街なか駐車場で「音♪とクラフト仲間の広場」を開く。ここでは生バンド演奏(昭和メロディー)、真田太鼓、笛、三味線を披露。クラフトアートや木工遊び、風船アート、作品販売などもある。
5月5日(祝)の午前、午後は適時、街なか西地区ガレージで、〝琴泉耕友会〟による大正琴演奏会。同日午前9時から「虚無僧のまちなか行脚」が行われ、住民からの心づけは、「まちづくり基金」として活用される。
また、今回は〝人形めぐり〟をしながら、オリジナルな真田幸村の旗印〝六文銭〟を染め抜いた手拭い(1枚300円)に、幸村や十勇士のスタンプを押してもらう新企画も登場。「手作り甲冑・九度山真田隊の巡行」も繰り広げられる。
阪井代表は「お陰さまで毎年、大勢の方々が訪れてくれるようになりました。今年も私たち住民一同、力を合わせて、人形めぐりの準備に取り組んでいます。ご期待下さい」と言っている。
写真は、いずれも昨年の「町家の人形めぐり」の風景。


更新日:2012年2月14日 火曜日 10:49

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