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あでやか「親娘4代花嫁衣裳展」九度山の呉服店
明治、大正、昭和、平成の結婚式で使ったという「親娘(おやこ)4代・花嫁衣裳展」が、4月1日に始まった和歌山県九度山町の「町家の人形めぐり」の一舞台で開かれ、京阪神地方から訪れた観光客の目を楽しませている。5月5日まで。見学無料。
花嫁衣裳を展示しているのは、同町九度山1671で、昔から呉服商を営み、今は洋服なども置いている「呉服のおくだや」の奥田義之さん(71)。店の畳の間に、祖母・於幸(おこう)さん、その長女の美代子さんの振袖、その長女で、奥田さんの妻・瞳さんし、その長女の裕子さんの打ち掛けと、さらに丸帯4本も飾った。振袖や打ち掛けは、いずれも松竹梅と鶴の絵柄でめでたく染められ、店内は、まばゆいばかり。
奥田さんは「結婚式で使った後は、大切に蔵にしまっていたものです。今回、仕事柄、皆様にご覧いただければと、展示しました」といい、瞳さんは「私は親から高価な衣装をいただいたので、私も娘に打ち掛けを…」と話した。「いずれも、布に包み、箱に収め、大切に蔵に保存していましたが、今回は、お人形はだけでは、退屈しないかと、花嫁衣裳を見ていただくことにしました」と言っている。
更新日:2011年4月1日 金曜日 22:28