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〝やどり温泉いやしの湯〟完成~3月2日オープン

「温泉と峡谷を生かした関西の奥座敷に」と、和歌山県橋本市北宿(きたやどり)で建設中の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」(市設民営)が完成した。総合点検や運営準備を整えたうえ、3月2日、オープンする。
この温泉施設は、同市と高野町、九度山町を流れる清流・玉川峡(紀伊丹生川)沿いにあり、鉄筋コンクリート一部2階建てで、本館は食堂、調理室、休憩所、会議・研修室と、大浴場(男女各12人収容)、、露天風呂(男女各4人)。このほか風呂付きコテージ2棟、ユニットバス付きコテージ2棟(1棟の宿泊4~5人)がある。
温泉施設から玉川峡を隔てた南側の山には、1400本のモミジやクヌギを植樹。玉川峡と国道をまたいで、南宿と北宿両地区を結ぶ新しい橋も建設中。
1972年、同地に新設された市設民営「やどり青少年旅行村・宿り温泉」は老朽化し、温泉の湧出量も減少したので、市は新しい温泉を掘削、温泉施設を建て替えることにした。新温泉は、ナトリウム塩化物のお湯なので、よくぬくもり、神経痛や筋肉痛、慢性消化器病、慢性皮膚病などに効能があるという。
現在、完成した施設内で、電気、水道、排水などの点検を行い、温泉、食堂、コテージ運営などの準備作業に入る。同施設のやどり地域観光相談員の上西進さんは「昨年は玉川峡も風水害に見舞われましたが、お陰さまで建物はやっと完成しました。山川の幸を使ったおいしい料理に舌鼓を打ってもらい、楽しいハイキングで自然を満喫してもらえるよう、精一杯がんばります」と話した。
木下善之市長も「市民の憩いの場であるとともに、高野山観光の拠点の一つ。みんなで盛り上げてほしい」と言っている。
写真(上)は完成した〝やどり温泉いやしの湯〟(中)は完成した風呂付コテージ(下)は玉川峡から見た〝やどり温泉いやしの湯〟


更新日:2012年1月19日 木曜日 01:11

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