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新酒♡あぁうまい!酒蔵見学~般若湯の初桜酒造

弘法大師・空海が開いた世界遺産・高野山ゆかりの日本酒「高野山 般若湯(はんにゃとう)」を醸造する、和歌山県かつらぎ町中飯降85、初桜酒造株式会社=笠勝清人(かさかつ・きよと)社長=で、2月23日、国の登録有形文化財「酒蔵」の見学会が開かれた。橋本・伊都地方や近府県から大勢の日本酒ファンが訪れ、笠勝社長や杜氏(とうじ)の案内で、酒蔵の醸造現場をまわり、搾りたての新酒を味わっていた。
同社は1866年(慶応2)、高野山麓の紀ノ川畔に創業。高野山では「飲酒禁制」だったが、弘法大師は「塩酒一盃(おんしゅいっぱい)これを許す」と、酒の効用を認め、山上では酒を「般若湯」と呼びかえて愛飲した。
同地方の酒は、紀の川上流のため、昔は「川上酒」と呼ばれ、大正・昭和初期には33軒の酒蔵があったが、灘・伏見の清酒量産に伴い、「川上酒」の蔵元は次々と廃業。今は同社1軒だけが「川上酒」を守り抜き、知事賞を受けている。
同社は、弘法大師・空海が高野山開創の際、神領を借りた丹生都比売(にうつひめ)神社のある同町天野の名産「天野米」などと、和泉山脈の伏流水を使用。笠勝社長と杜氏が純米、純米吟醸酒を造り、同地方はじめ大阪、東京へ出荷している。
この日、笠勝社長と杜氏は見学者を「酒蔵」に案内。米と水を浸す「浸漬場(しんせきば)」や、米と麹(こうじ)で酒母をつくる「酒母場(しゅぼば)」、蒸し米を寝かせる「麹室(こうじむろ)」、むかし使っていた「蒸し釜(かま))などをわかり易く説明した。
この後、従業員らが搾りたての新酒をコップについで、見学者ら一人一人が利き酒。南隣の母屋・離れでは大吟醸「亀鶴」、「般若湯」、「しぼりたて生酒」、「秘蔵酒」などをしみじみと味わった。
今回、同社では新型コロナウイルス防止のため、「酒蔵見学」に訪れた計4班・約100人にマスクを配布し、アルコール消毒液で丁寧に手洗いを行い。全員、安心感を持ちながら、楽しいひとときを過ごしていた。
初桜酒造株式会社は、JR和歌山線・中飯降駅から徒歩約2分。京奈和自動車道・高野口ICから南方の国道24号・交差点を右折走行して左側にある。問い合せは電話=0736・22・0005。
写真(上)は酒蔵の床に寝かした麹(こうじ)の説明をする笠勝社。写真(中)は搾りたての新酒を味見する見学者たち。写真(下)は酒蔵は歴史の深さを感じさせる。

更新日:2020年2月24日 月曜日 00:00

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