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高野山で消火訓練!国宝不動堂など守る~小学生見学

「文化財防火デー」を控えて、和歌山県高野町の世界遺産・高野山真言宗総本山・金剛峯寺の壇上伽藍(だんじょうがらん)にある国宝・不動堂わきの蓮池(はすいけ)で1月24日、高野山内で最も大掛かりな消火訓練が行われた。
同町教育委員会と消防本部が主催、金剛峯寺、同町消防団、県警高野幹部交番、高野山文化財保存会の共催。町消防団・本部、金剛峯寺自衛消防隊などから消防車6台とパトカー1台、消防団員ら約100人が参加した。
この日の高野山は曇りで、気温は7度前後と冷え込み、積雪こそないものの、壇上伽藍(だんじょうがらん)の国宝・不動堂や金堂、御影堂などは寒々と静まり返る。先ず消防車・パトカーの隊列が、次々と金剛峯寺前を出発。壇上伽藍の周辺を走り、「火の元に注意し、文化財を守ろう」と訴えて回った。
この後、不動堂近くから出火したとの想定で消火訓練を開始。蓮池の輪橋(りんきょう)のたもとで、発煙筒をたき、あたりに白煙が広がると、サイレンの音もけたたましく消防車が到着した。
団員には消火栓にホースをつないで、輪橋や池畔から一斉に放水すると、水はどどっと勢いよく音を立てて、太く長い放物線を描いた。
高台の不動堂前では、高野山小学校3年生の児童26人が見学。みんな「すごい」「これなら安心」などと目を丸くして、消防団員のスピイーディーな動きに見入っていた。
訓練の後、消防隊員らは壇上伽藍・中門(ちゅうもん)前に整列。高野町の角濱正和(かどはま・まさかず)教育長が、高野山文化財保存会を代表して「山内には貴重な文化財が多いうえ、今は南海トラフ巨大地震発生の恐れもあるので、皆さんの力で被害を最小限に抑えてほしいです」と訴え、力強い訓練に謝辞を述べていた。
写真(上、下)は高野山・蓮池のほとりや輪橋などから国宝・不動堂方面へ向けて放水する消防団員ら。写真(中)は高台の国宝・不動堂前から消火訓練に見入る高野山小学校の児童たち。

更新日:2020年1月25日 土曜日 00:00

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