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犠牲者ゼロ良かった♪恋野橋通行止・機敏対応を称賛

和歌山県橋本市の紀の川・恋野橋の変状を発見した、和歌山県伊都振興局が先月初旬、すかさず全面通行止めにした後、橋梁が大音響とともに傾いたことを受けて、流域住民らは「もしも全面通行止め措置が遅れていたら、大変な犠牲者が出ていた」と、県の敏速対応を称賛、安堵の声が広まっている。
恋野橋は紀の川をまたぐ県道・山内~恋野線の一部。昭和29年(1954)度に架橋され、長さは約142・1メートル、車道幅は上下計4・5メートル、歩道幅2メートルの規模。
伊都振興局建設部によると、職員がパトロール中の10月30日朝、恋野橋の橋面がやや盛り上がり、その繋ぎ目にわずかな段差が生じているのを発見。すぐにアスファルト舗装した。
今度は11月2日午前、繋ぎ目の段差が、やや拡大していたことから、伊都振興局では「万が一の大事」を考え、同日午前10時30分、全面通行止めの措置をとった。
驚いたのは翌3日未明で、恋野橋から「ガーン!ガーン!」という、鋼板のぶつかる衝撃音がとどろき、調査の結果、橋脚土台部分のコンクリートが割れ、橋面の繋ぎ目の北側部分が大きくはねあがり、橋梁全体が東側に大きく傾斜。いつ倒壊するかわからない危険な形状となっていた。
今は橋の両端付近に強いネットをかぶせ、最悪の場合、飛散する危険性のある金属類を封じ込める措置をとっている。
恋野橋の交通量(平成22年調査)は、1日に車4658台(大型234台、小型4424台)も走り、歩道は86人が歩いている。
それだけに流域住民は、「よく全面通行止めにしてくれた」と胸をなでおろし、同橋南側の高台にある「山王権現社(さんのうごんげんしゃ)」へ、お礼参拝をする人もいる。
恋野地区活性化推進委員会の辻本賢三(つじもと・けんぞう)顧問(元恋野区長)は、「県の綿密なパトロールと、素早い全面通行止め措置が、人的被害をゼロにしてくれた。上流の水管橋(すいかんきょう)も欄干部分に安全措置を講じ、関係者以外でも暫時、通れるようにしてくれた」と讃えた。
伊都振興局の新谷垣内真琴(しんやがいと・まこと)局長は「今回、着実なパトロールと、素早い対応が良かったのかと。これからも安全第一を心掛け、恋野橋の早期撤去、新しい恋野橋の早期完成(2020年度)に努めたい」と話していた。
写真(上)は11月3日未明に大きく橋面変状、東側に「く」の字形に傾斜した恋野橋。写真(中)は恋の橋南詰付近で報道陣に現場説明する新谷垣内局長=向かって左端。写真(下)は11月3日未明にひび割れした恋野橋の橋脚土台部分。

更新日:2018年12月2日 日曜日 00:00

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