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武士の魂「日本刀展」開幕!九度山真田ミュージアム

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町の九度山・真田ミュージアム=中野正蔵(なかの・しょうぞう)館長=で、8月1日(水)~9月2日(日)、県内初の全日本刀匠会近畿支部展「武士の魂『日本刀』近畿の現代刀匠による技と美」が開かれる。幸村は愛刀家で、戦国武将は刀剣を武器だけでなく、精神的支柱としていただけに、中野館長は「世界に類例のない日本刀の素晴らしい心を鑑賞してください」と言っている。
同ミュージアムの説明によると、幸村(信繁)の愛刀の表は、金銀の象嵌(ぞうがん)で、松の木に雪が積もっている図。裏は「雪中松柏愈青青(せきちゅうしょうはくいよいよせいせい)」と象嵌で書かれ、苦難にくじけず志操堅固(しそうけんご)を誓ったとされる。
今回、近畿2府4県の刀匠でつくる同近畿支部の17人が、精魂込めた太刀や脇指(わきざし)、短刀など計23点を出展。例えば、全日本刀匠会顧問で奈良県指定無形文化財保持者・月山貞利(がっさん・さだとし)さん(71)の脇差(わきざし)や鉄扇(てっせん)、弟子の濵川貞純(はまかわ・さだずみ)さん(32)の刀や短刀、近畿支部長の田中貞豊(たなか・さだとよ)さん(45)の刀(かたな)や脇指、和歌山県内からは濵川さんのほか、田辺市龍神村の安達貞茂(あだち・さだしげ)さんや従兄の安達貞和(あだち・さだかず)さんらの刀や短刀が並び、波紋も反りも美しく魅了される。
濱川さんは「ある男性から、ご自身の病気快癒を願って、刀づくりを依頼されたので、刀の表に不動明王、裏に薬師如来の梵字(ぼんじ)を刻みました。刀に薬師如来を刻むのは珍しいことですが、唯ひたすら健康を祈って刻みました」と話した。
月山顧問は「日本刀は明治の帯刀禁止令や、戦後の進駐軍指令で没収されたが、やがて伝統美術工芸品として復活しました。今では国内だけでなく外国でも〝忍者アニメ人気〟などで、日本刀ファンはとても増えています。日本刀をご覧の際は、あくまでも攻撃ではなく、守りの精神を感じていただければ」と語った。
一方、「刀匠によるギャラリートーク~刀匠と話そう~」が会期中の毎週日曜日の午前10時30分からと午後2時30分からの1日2回開催。刀匠が質問に応えてくれる。
また「刀匠による銘切り」を会期中の毎週土曜・日曜日に開催。銘切(めいき)りとは刀匠が刀に作者名や年号を刻むこと。今回はその「銘切り」作業で、刀匠が希望者の「好きな言葉」(8文字以内)を真鍮(しんちゅう)製のプレート(キーホルダー)に刻んでくれる。プレートは1枚1080円(税込)で、銘切りは無料。
開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は同4時30分)、休館日は月曜、火曜日、但し(お盆=13日~16日)は無休。入場料金は大人500円、小人(小・中学生)250円。
問い合わせは九度山・真田ミュージアム(電話=0736・54・2727)。
写真(上)はと薬師如来の梵字入り刀や短刀などの展示品と和歌山県かつらぎ町上天野の刀匠・濵川貞純さん。写真(中)は月山顧問作の脇差。写真(下)は和歌山県内の刀匠の作品展示コーナー。

更新日:2018年8月1日 水曜日 00:00

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