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写真集「蝶を訪ねて」出版~石井さん小中高校へ寄贈

和歌山県橋本市隅田町の橋本フォトクラブ会員で愛蝶家の石井侃(いしい・あきら)さん(72)が、全国要所で撮影した絶滅危惧種や天然記念物などの蝶々(ちょうちょう)計258種を紹介した写真集「蝶を訪ねて」を自費出版した。橋本市内の小・中学校や高校、主な図書館に寄贈する予定で、橋本フォトクラブの大谷憲裕(おおたに・のりひろ)元会長は「石井さんの蝶の写真は、蝶の生息環境とともに撮影されており、珍しく貴重な写真集。児童生徒たちの教育にきっと役立ちます」と称賛している。
写真集「蝶を訪ねて」は、A4判カラー刷りで、207ページ。題字は書家で妻の妙子(たえこ)さん筆、大谷元会長が監修し、150冊を出版した。
その中身はアゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、タテハチョウ科、セセリチョウ科に分けて計約520枚の写真を掲載。絶滅危惧種ではゴイシツバメシジミやクロシジミ、天然記念物ではキイロウスバアゲハやカラフトルリシジミなど各10種類を紹介している。
その撮影方法は、単に蝶図鑑のような蝶だけを紹介するのではなく、その蝶がどんな植物の花や葉に止まっているか、どんな山野に群れ飛んでいるかなど、蝶の生息環境までも含めて鮮明に活写。いずれも蝶の羽根模様もカラフルで、大自然の中、甘い蜜を求める蝶たちの姿をパチリと切り取っている。
石井さんは小学校5年生の頃から、昆虫採集に夢中になり、20歳頃まで県内外の野山を駆け巡った。やがて自営業の忙しさから、昆虫採集はやめたが、平成12年(2000)に橋本フォトクラブ入会後は、ひたすら蝶の写真撮影に没頭。写真展では5枚以上の組写真を出展して、HP「和歌山県橋本市の蝶」でも、蝶の愛らしさを次々と紹介してきた。
石井さんは「蝶を観察していると、地球温暖化でしょうか、南国の蝶々が日本へ北進してきます」と、ずばり自然環境の変化を指摘。「蝶は実に綺麗で可愛いいので、蝶に興味を持つ子どもたちが増えて、将来は蝶が楽しく棲める生息環境を整えてほしいです」と話していた。
同写真集は非売品だが、橋本市図書館や和歌山県立図書館などにも寄贈する予定なので、自由に閲覧できることになる。
写真(上、下)は石井さんが出版した写真集「蝶を訪ねて」。写真(中)は「蝶を訪ねて」を出版した石井さん(中央)と大谷会長(左)橋本フォトクラブの中本義則さん(右)。

更新日:2016年11月10日 木曜日 00:00

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