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輪禍!置き傘で注意喚起~橋高・野球部が自作の標語

和歌山県橋本市古佐田の県立橋本高校・野球部員は3月27日、隣の丸山公園で、不意の雨の際に使ってもらう〝置き傘〟50本に、自分たちで考えた交通安全標語を書き込み、JR・南海橋本駅や橋本市民病院、公民館、集会所、小中学校、保育、幼稚園などに配った。
橋本市人権啓発推進委員会・橋本地区会=安田章伍(やすだ・しょうご)代表=の主催で、野球部員26人と橋本署・駅前交番所の警察官、古佐田人権サークル、古佐田老人クラブ連合会、交通安全母の会など20数人が集合。
先ず安田代表が「この〝置き傘運動〟は今年で23回目、計1150本になります。まさに〝継続は力なり〟であり、よろしくお願いします」と述べ、久保俊一(くぼ・しゅんいち)駅前交番所長(警部補)も「お互いに交通マナー向上に努めましょう」と挨拶した。
部員らは、地域ボランティアの阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さんから作業手順を教わり、筆や水性塗料を使って赤、青、茶色の洋傘に「スマホ手に自転車運転 事故のもと」「ゆっくり走ろう橋本のまち」急いでも きちんと見る 右左」などと書き上げ、傘の先端には反射材テープを巻き付けて完成させた。
この置き傘は、橋本駅など要所で、不意の雨に見舞われた際、市民がそれを借用し、野球部員の書いた標語を見て、輪禍に遭わないよう、注意してもらうことになる。
野球部の松本勇大(まつもと・ゆうだい)主将(2年)は「この〝置き傘〟で皆さんに注意を促すとともに、私たちも今以上に気を付け、事故をなくしたい」と語った。
写真(上)は置き傘に交通安全標語を書き込む橋本高校・野球部員ら。写真(中)は丹精込めて標語を書く女子マネージャーら。写真(下)は桜の蕾(つぼみ)ふくらむ中、標語を書き終えた〝置き傘〟と記念撮影する同野球部員、駅前交番所長ら。


更新日:2015年3月28日 土曜日 00:00

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