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輪禍に注意!~置石に標語&イラスト~橋高野球部

和歌山県橋本市の県立橋本高校野球部員22人は、秋の全国交通安全運動を控えて、9月17日、同市古佐田区民会館で、ラグビーボール大の置石(おきいし)に、交通安全標語やイラストを描き、JR・南海橋本駅前の通路わきに並べて、市民が交通事故に遭わないよう訴えた。
和歌山県警橋本署・橋本駅前交番所と地元の古佐田人権サークルなどの共催で、野球部選手16人と女子マネジャー6人が放課後、同会館に集合。
先ず、橋本署交通課の東健司(ひがし・けんじ)交通係長が、今年1月~今月16日の交通事故状況について説明。県内の負傷事故は2922件・3711人で、死亡者は27人、橋本署管内では133件・172人で死亡者はゼロ。「いずれも昨年より減少していますが、一層の啓発をお願いします」と挨拶。
この後、野球部員らは、同市山田の元商業デザイナー小林由美子(こばやし・ゆみこ)さんの指導で、テーブルに用意された石やレンガ計約100個に、「思いやる心ひとつで事故はゼロ」「夜道に注意」など、全国交通安全協会の〝交通安全標語・入選作品〟とイラストを油性ペンで描いた。

とくに同サークルの阪口繁昭(さかくぢ・しげあき)さんが「最近はスマホを使いながら自転車に乗る、携帯電話しながら車を運転するなどの、危険な姿が見られます。こういう方々には、厳しく警告してください」と訴え、野球部員らは、標語とイラストを描いた後、さっそく完成作品をJR・南海橋本駅付近の通路に並べた。

この奉仕作業は、平成9年(1997)から18回目を数え、これまで先輩から後輩に受け継がれてきた。野球部の2年生・松本勇大(まつもと・ゆうだい)主将は「この置石標語を見て、はっと立ち止まり、一人でも多くの人たちが、交通事故に遭わないように…」と話した。

写真(上、中、下)は置石に交通安全啓発のイラスト・標語を描く橋本高校野球部選手と女子マネジャーの皆さん。


更新日:2014年9月18日 木曜日 00:00

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